11月25日(土)の修練。

本日は専有道場でスタート。暖かい日差しは有るものの、空気や風は冷たく刺す様な感じもある中で鍛錬に励みます。

今日の学科・法話では、連盟の会報と「あ・うん」を使用して行いました。「あ・うん」の「元気の素」のページには、私の道院長研修会の同期であり、技術審査を組んだ相手でもある群馬県の道院長さんが載っていました。その方の様々な困難を乗り越えて来たエピソードや、これまでの着実に成果を挙げて来ている道院運営の在り方を話し、その先にある人造りや世の中との関わり方が、開祖が少林寺拳法を創始した動機と重なっている事を伝えました。皆最近の学科・法話の内容が飲み込めて来ている様で、良い伝わり方をしているなと感じられました。

場を変えて易筋行へ。今日は先週から行っている運歩の復習と、受身を重点的に行う事にしました。ただ運歩の確認をするだけでも構えが崩れて来たりしますが、これに受けや突き蹴りが加わると体捌や重心移動等の身体操作はかなり疎かになって来ます。ここは只々時間を掛けて繰り返しやるしかないなと思います。そこに耐えられるだけの精神的強さを身に付けさせなければと思いますし、それだけではなく自分の動きの何処が出来ていて何処が出来ていないのかを判り易く伝え、尚且つやる気に火を点け、出来る様になった部分を自分で発見出来る様にサポートしなければいけませんね。

今日は後受身の前段階の足上げ腹筋の更に前段階の柔軟体操を行い、私が手本を見せて後受身を行う際の注意点と意識する点を伝えました。茶帯のI君も後受身で横回りしがちなのですが、その説明を聞いてやや修正が効いた様です。その後茶帯組はNさんと「突天三」と「蹴天三」と「小手巻返」を・私は白帯組と「横転より起き上がり」と「大車輪」の復習を。以前体操を習っていたKちゃんR君の姉弟は、片側の側転は得意なのですが反対側はやった事が無い様で、他の人よりかえって混乱し易い様です。二人共ややプライドが高く失敗している姿を他人に観られたくない気持ちが強いので、苦手な方はやりたがらないのですが、今日は改めて大車輪の手の付き方や身体の向きの変え方を説明して、意識するべき点を再認識させたら、終わる直前には二人共左右両方で出来る様に成ってました。「出来た~!初めて出来た~!」というR君の嬉しそうな声を聞き、「毎回の修練でこんな感じで締め括れればなぁ」との高望みをしてしまいましたが、少なくとも今日は良い感じで終われる事に感謝して、皆で作務をして帰路に着きました。

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