『幸せとか生きがいというものは、人によってとらえ方はさまざまでしょう。
が、私は、人間関係の豊かさ、これしかないと考えている。
人と人との関係、実際には打算で成り立っていることが実はかなり多い。
人への愛や信頼というものは、損得や打算では決して成り立たないし、長続きしない。
極論かもしれないが、してあげて心から喜びを感じられる、本当によかったと思える、
そうでないのなら、初めから何もしないほうがまだ正直だとも思う。
で、金でも地位でもない、力でも強さでもない、人間関係の豊かさに価値を感じる、
この考え方が人類規模で深まっていったとき、真に幸せな世界が可能になると信じている。
いい年こいて青臭いと笑われようがかまわない。確固たる自信をもってそう信じている。』
【開祖語録】
”自粛警察””マスク警察”などという表現、メディア報道をこのところよく目・耳にします。
このたびのコロナ禍で発生する負の一面だと思います。
誰彼構わず”行き過ぎた正論”を振りかざして他者を攻撃する。心に内在する鬱積した気持ちを
他者にぶつけることでバランスを取ろうとしているように感じます。
世界規模で拡がる「自分ファースト」の考え方が止まりません。
大多数がそうではないとは思いますが、必要以上に正義を振りかざして他者を傷つけることを
求めているようにすら感じます。
困っている時、辛い時こそ他者の温かさに救いを見出せるものです。
「人間関係の豊かさに価値を感じる生き方」を求めていきたいですね。
(2020/5/23 道院長)