祖師 達磨大師の遺徳を偲ぶ

愛知香久山道院(あいちZENセンター)では、10月9日に達磨祭(だるまさい)を開催しました。

達磨祭とは、禅の始祖である「達磨大師(だるまたいし)」が亡くなった日とされている10月5日前後に、達磨大師が残してくださった大事な教え(遺徳)を、みんなで思い返す(偲ぶ)という行事です。

道院長からは、異常とも言えるほど暑く長かった今年の夏を振り返って、道院の庭で育った柿や、その枝に付いていたミノムシを例えに出して、
「今年は、暑くてつらい夏で、虫にとっても生きるのに大変でしたね。道院の庭の柿の木も、例年と違って、小さな蓑虫がたくさんついていたので、虫も生きるのに懸命だったのでしょう。人はなおさら生きることを大切にして、知恵を絞って生きないといけません。」とお話しいただくとともに、
「達磨大師は、自分の良いところを目覚めさせ、信じて育てるということを教えてくださいました。自分と同じように相手も信じて、生きていくことが大事です。」
との、講話をしていただきました。

あいちZENセンターに集まる私たち一人ひとりが、達磨大師や先人たちの思いを大切にし、お互いを信じて成長していけるように、これからも修練していきます。

合掌

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