本日も、泉田市民館での修練。徐々に収まって来た残暑の中、鍛錬に励みます。
今日も若干の涼しさを感じ、今日明日の敬老会行事で様々な人達が集まっている中で、ホールの掃除機掛けをしながら冷房代の節約にチャレンジします。が、作務もあらかた終わり、私は掃除機のフィルターの手入れをし、小学生達にはウォーミングアップを始めて貰いましたが、その時間には「暑いなぁ」と感じる気温。さて、基本演練を始めようかと前に立つと、何人かは汗ばんだ顔をしていましたので、1時間のみの節約で冷房の効いた快適な空間での修練に変更です。
今日の基本演練では、「上受」を相対での接触感覚も含めて水準を挙げる事を目標に進めます。入門して1年2年経った人でも、自分の腕をどんな角度でどんな挙げ方をしているか、実は全く把握出来ていなかったりします。新入門者が誕生した時は、自分自身の基本の身体の使い方を点検する良い機会です。そんな意識で取り組めている人は、どんな環境でも自分の質を挙げる事の出来る人なんでしょうし、そんな人達に育っていって欲しいものです。
学科・法話では、来月の達磨祭に向けて読本の達磨に関するぺージを回し読みします。そんな中で、刈谷北道院を設立して以来、実はほとんど読んだ事の無かったページも発見出来ます。どんな時間・空間での行いからでも、自分を伸ばす事は出来ます。その気持ち・意識をしっかり確立しつつ、周囲と協力して物事に向き合える訓練に成っていると良いですね。
鎮魂行後の自由練習では、10月・11月の昇級審査に向けての習熟を中心に。まずは、今月の受験が10月に延びた人達の級をしっかり挙げて、そこに関連する動きで他の人達のメニューも構築します。その流れの中で、各種の技術のレベルもある程度確認出来ますし、更にポイントを伝える事も出来ますので、受験者の意識や緊張感を高める事も含めて、しっかり水準を挙げて行きたいものです。
また11月に少年五級受験を申し出て来たWちゃんの相手として、少年六級を同じ日に受験しているものの、まだ少年五級の受験を意識出来ないA君のレベルを挙げる事にも注力します。集中力がもたず、自己点検の意識も低いA君ですが、時折り良い動きも見せてくれますので、如何にこれを持続させていくかですね。
自由練習後半では、防具一式を着けての運用法を。「待ち蹴」とカウンターでの「順突」、その後の連反攻を練習してから、「内受突」からの連反攻に繋げると、関連した動きの流れが有るからか、割りと動きのレベルが高まり易かった様に思います。その後、攻撃を逆突から順突に変え、更にどちらかをランダムにと進化させて行く事で、身体の反応性も高められました。何より、防具を着けての運用法は、何故か皆が喜んで行いますので、「今日。練習に来て良かった~!」と思って帰る事が出来そうです。
防具の着脱を手早く行う事と、作務や他の市民館利用者さんへの挨拶の大切さを改めて伝えて、締めの気合い出しを行うと、やはり良いテンションの気合いが響きます。その後の作務への取り組みや表情を観ていると、なかなか良い雰囲気でしたので、やった甲斐も感じながら送迎にみえた保護者の皆さんの車を見送る事が出来ました。