7月8日(土)の修練。

本日も、泉田市民館での修練。高い気温と蒸し暑さが迫る気候の中、鍛錬に励みます。

今日も欠席者の多い中、あれこれ修練メニューを組み立てます。今月初の昇級試験を予定している2人の為のメニューを中心としますが、本人達には「あなた達の為の内容なんだから、しっかり集中して取り組めよ」と伝え、先輩達には「もう合格している人でも、基本的な部分で出来ていない事が多いから、このチャンスにしっかり高めておく様に」と伝えます。

今回受験するA君・A君は、自分の試験に対して「自分でやる気に成る」と言う事があまり出来ないタイプ。学科宿題も期限当日の今日ギリギリでの提出と成りましたが、それを見越して前倒しで準備を進めていましたので、間に合った事で良しとしておきましょうか。後は、それらの段取りも含めて、彼ら自身が考えて進めて行ける様に成ってくれる事を願うばかりです。

学科・法話の時間でも、読本の回し読みをした後に「修行」に取り組む心構えとして、「自分で考えて意識する」と言う事を説きます。その瞬間でもよそ見をする人はするのですが、今日は小3白帯のA君は割りとこちらを見て、考えながら話を聞いていた様に思います。少しずつでも自分の進歩を自ら導き出して欲しいものです。

自由練習でもA君・A君の試験内容を、少しずつ内容を変えて全員で行いました。今日は中1一級のH君が部活動の大会で休んだ為、小6四級のY君にリーダーシップを取って貰いましたが、週1参座になって久しいY君も、然程意欲的に取り組んでいる訳でもないのですが、長く続けているだけ「上手に成ったなぁ」と思わせる部分が随所に見受けられます。他の人の進歩が遅いのかも知れませんが、「先輩として手本を見せられる様に」と伝えると、最もその意識を持てるY君だけに、これからも自分の進歩に対しても意欲を沸かして欲しいものです。

自由練習後半も少年六級の内容を中心にしましたが、その内容を既に忘れ始めている五級以上の人も居ます。「それで良いの?」と都度問い掛けますが、結局は本人が求めているかどうかで決まるのでしょう。今日はいつも集中していない小4七級のA君が、「自主練してて」と言った時間に「天地拳第三系・単演」を自ら選んでやっていたり、「結手構」について改めて説明した時に、上手く出来ていたA君に「今のその感じだよ」と伝えるとそのままやり続け、鎮魂行の瞑目の時間でも、入門して3年間で最も背筋を伸ばして座っていたりしました。何処でその人がやる気に成るかは、その人次第。「伝える側」として、いつかその時が来てくれる事を信じて伝えるだけだなと、お菓子を受け取って笑顔で帰る皆の姿を見送りました。

 

いいね!>> いいね! 2 人
読み込み中...