11月18日(土)の修練。

本日も、泉田市民館での修練。陽射しは暖かいものの、冷たい風が吹く中、鍛錬に励みます。

世の中はインフルエンザも流行っているそうで、今日も太陽不良等で欠席者多数。そんな中でも同じ時間に修行の場に赴き、少しでも身体を動かしてレベルアップを図る。周囲との調和を心掛けながらも、周囲に状況に影響されずに自らの精進に邁進する事こそ修行の根幹でしょうし、老若男女、小中学生だけでなく社会人にも必要とされる「生きる力」とも言えるでしょう。

明日の地区合同昇級試験に向けての、最終調整の機会にする予定でしたが、少年四級を受験するE君から体調不良による欠席の連絡が。後程、インフルエンザの検査もして陰性だったとの連絡も頂き、明日の朝の体調次第で受験するかしないかを決める事としました。相手を御願いしている中1一級のH君に何時までの連絡なら対応可能か確認し、事務局の先生にも「場合によってはキャンセル」との電話も入れておきましたが、目標をもって努力していても、必ずしもその場に到達出来る訳では無い事も実感します。

 

学科・法話の時間でも、読本の回し読みをしながら「自ら目標をもって努力する」事の大切さを説きました。自らの人生を充実させる為には、自らやる気に成って積極的に行動する事が大前提でしょう。昇級試験もその材料の一つではあるでしょうが、現在小学6年生で、「中学生に成ったら辞める」と思っている人は、身体を動かしていても向上しようと言う意識は全く感じられません。その時間の使い方が、実は自分の人生の幸福を損ねていると言う事は、伝えておこうと思います。

鎮魂行後の自由練習では、前半に「小手抜」をやった後に、すね当てを着けて「十字受」の練習を。前の腕と後ろの腕のそれぞれの受け方を練習してから両腕を使っての「十字受」に繋げましたが、いきなり両腕での「十字受」をやるよりは向上しやすいかなと感じました。

つい2週間前ぐらいまで「暑いなぁ」と感じていた気がしますが、どんどん寒さが増し、陽が落ちるのも早くなって来ました。例年通り、15時過ぎになると市民館のホールも寒さが厳しく成り、今シーズン初の暖房用のコインイン。少し空気を温かくしておいてから、「十字受」の延長で中段への蹴り攻撃に対する防御・反撃の運用法を。正確な防御の形は完全には出来ていなくても、その後の反撃も視野に入れて動く様に伝えると、皆なかなか良い動きをします。終了の時間に成ると、外は随分暗くなっていますが、皆の顔には笑顔があります。毎回の修練で、自らの意識と行動で笑顔に成れる様な人を増やしたいと思います。

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