11月11日(土)の修練。

本日は、専有道場からのスタート。冷たく強い風の吹く中、専有道場に赴きます。

今日は、体調不良や用事等で都合の合わない方が多く、スタートに顔を合わせられる人が随分少ない状態でした。それでも、逆に都合を合わせようとしてもらえる事の有り難さを感じる機会にもなります。その行動を起こしてくれた人達には、せめて何か甲斐のある結果を手にして欲しいものです。

少ない人数でも作務もテキパキ行います。最近、小3八級のA君の素振りに「集中力」の様なものを感じます。世の中の求めるレベルはもっと上ではありますが、少しずつでも成長をしているのだなと思いますし、A君自身がそこを励みにしてくれると嬉しいものです。

鎮魂行の後は、「あ・うん」を活用しての学科・法話を。目の前の3人にそれぞれの意見を聞きますが、なかなか上手く言葉を紡ぐ事が難しい様で。3年間のコロナ禍で、人と会話する事が苦手な人が増えた事は想像出来ますが、頭の中で文章を構成する国語力や、声を出す事自体が苦手になっている人が増えているのかも知れませんね。

場を変えて、易筋行を。遅れて参座してくれた3人と、来週の地区合同昇級試験に向けた内容を、基本の身体操作の感覚を養える様に反復します。運動明けの人も多く、「疲れてるんだろうなぁ」と言う状態が見受けられますが、集中して自ら意欲を高める様に声を掛けます。が、そもそもガリガリ意欲的に行動出来る人なら、保護者の方が入門させようとは思わないであろう現実も有りますので、如何にして「やらされ」ではない行動力を高められるのかを苦心します。

後半は、3つに組み合わせを分けて、それぞれの課題の習熟を。少年四級を受験する小5五級のE君は、意欲も含めて良い仕上がり具合い。中1一級のH君と共に、有段以降に求められる感覚も視野に入れて、習熟に励んで貰います。少年六級を受験する小4七級のA君も、技術レベルは挙がって来ていますが、集中出来ずに「遊び」が入ってしまうのは変わりません。ここら辺りは、もう少し時間が掛かるのかなとも感じます。

ラストのパートでキックミットを使用しての当身を。基本の逆突の足捌きと重心移動を意識しながら行います。参座率としてはちょうど50%の本日。高学年率の高い刈谷北道院は2年後には在籍者数が今日より少なく成る事も考えられますが、そこに集った人で協力し合いながら向上する事は変わらないでしょう。そんな事を伝えながら、締めの気合い出しをして帰路に着きました。

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