3月1日(土)の修練。 | 刈谷北道院

3月1日(土)の修練。

本日も、泉田市民館での修練。夏を感じさせる暖かな陽気の中、鍛錬に励みます。

寒い2月が終わり、いつの間にか3月に。先週とは打って変わった暖かさに、新たな年度に向けての意欲も湧いて来ようと言うものです。そんな中、昨年末から腰痛等に悩まされていたSさんが、手術を受ける事になりました。術後3ヶ月は「運動禁止」との事で、暫くお休みされる事に成りそうですが、円滑な日常があってこその修行ですから、手術が無事に成功してくれる事を願うばかりです。

そもそも少ない一般拳士の参座が更に少なく成る状況ですが、各自のレベルを挙げる事に注力するのは同じ事。今日は、中2初段のH君と小5四級のA君の上のレベルに合わせた内容を想定し、単演では「義和拳第二系・単演」を全員で行いました。前回の試験の前からようやくエンジンが掛かりつつあるA君。天地拳も六系まで覚え、それを時折り自分で復習したり、後輩に当たる人達への相手も随分上手になりました。一方で今週木曜日には、入門1年に成る小4六級のМちゃんが天地拳を第六系まで覚えましたので、本人の意欲次第でもっと成長出来るでしょう。A君が自分で自分をやる気にさせられる様になってくれるとよいのですが。

法形演練では、二段科目の「引天秤」各種を全員で行いました。H君以外は全く出来ないだろうと予想していましたが、先月の会報の技術体験で「横天秤」をやっていたので、意外とみんな積極的に取り組みます。ポイントを全く見ていないのは相変わらずですが、小5四級のA君はある程度仕上がって来ていますし、小4六級のA君や小1白帯のH君は、形はガタガタでも相手を倒す・投げると言う練習は楽しそうです。中2初段のH君も新年度の早い段階で二段科目を終えられそうですが、初段受験時の学科試験での苦戦が響いているのか、二段受験は高校受験を終えてからにしたい様です。まあ、彼が高校生になっても続けてくれる事を信じて、今のうちに二段科目のポイントだけは伝えておこうと思います。

鎮魂行後の自由練習では、小5四級のA君の残る三級科目から「両手寄抜」からの応用形を踏襲します。上手く出来ないと、不貞腐れて説明を聞かないA君ですが、「真剣に聞いてんのか?」と低いトーンで詰めると、ようやく集中します。それを早く自分でやって欲しいものですが。

16時からK君・Rちゃん兄妹が到着しましたので、K君の相手はH君に御願いし、少年五級科目の確認を。決して器用ではないK君ですが、ひたむきに取り組める人なので、徐々に進歩しています。一方Rちゃんは相変わらず集中力が無いのと、「出来ない自分」を見たくないのか、指摘されたポイントをほとんど直せないので、進歩に時間が掛かります。まあ、それが彼女にとっての適度なペースかなと思って、支えていくだけですね。

自由練習後半は、防具を着けての運用法を。「型」を煮詰める事は苦手でも、「人を殴る」事には意欲的になる人もいます。今の刈谷北道院にはそのタイプが多そうですが、人間的成長に留意しつつ、自分で意欲を沸かす事を覚えられる様な修行の在り方を模索したいものです。

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