10月25日(土)の修練。 | 刈谷北道院

10月25日(土)の修練。

本日も、泉田市民館での修練。雨がパラつく天候の中、鍛錬に励みます。

今日は、運動会等で欠席や遅れての参座が想定される日。なので、小5六級のA君の五級試験に向けた内容にするつもりでいましたが、当のA君自体が運動会で1時間程遅れるとの事で。運良く揃った有段者で二段科目の復習を進め始めたところ、すっかり頭から抜けていた体験中のRちゃんが登場。「あら~!どうしよう」と思いましたが、そのままNさん・H君には二段科目の習熟を続けて貰い、Rちゃんは私が相手をしながら、休憩を挟んで二段科目のポイントの伝達としました。

年々、私の修練中の動く量は減って来ており、何とかもう少し取り組み方を変えたいなと、常々考えているのですが、図らずも今日はRちゃんに手本を示し、一緒に動き、相対の相手をし、としていますと、非常にハード。Rちゃんは全然平気で動いていますが、私は二段科目組にアドバイスをしながら、呼吸を整えている様な状態です。その間、Rちゃんには一人で反復して貰っていましたが、その姿を観て、逆に一人で習熟に励む時間に成るかなとも思いました。

1時間を過ぎ、小5六級のA君が参座。Rちゃんと一緒に座布団を敷いて受身の練習から入ります。なかなか身体感覚は向上しないA君ですが、最近は他者とのコミュニケーションで、チャンネルを合わせる事が上達している様と感じます。後は「ビビり」が強くて自分の状態を点検する事を疎かにする瞬間が多いのが、根本的な「課題」とも言えるでしょうか。今日はA君には改めて下半身を中心とした「軸の意識」と、精神的な「恐れ」に負けない事を説きながら、修練を進めました。

学科・法話では、読本の回し読みをしながらRちゃんの為に鎮魂行の「聖句」と「信条」の唱和の練習を。キックミットを使用しての当身で、「直突」、「熊手突」、「手刀切」の練習をした後、打棒の音を聞いて気合いを出す練習も数回繰り返してから、「聖句」と「信条」のみの鎮魂行を。Rちゃんも良い取り組みをしていました。

休憩を挟んで、「自由練習」に。道衣組3人で五級科目の習熟をして貰い、私はRちゃんと暫しの「面談」を。入門したい気持ちが有るか、何故急に「強く成りたい」と言い出したのか等、あれこれ話を聞きましたが、習い事の多さや送迎の手間、修練時間との合わせ方で、正式に入門する事は難しいのかなとも想像していますが、Rちゃん本人は入門したい意志は持ってくれている様です。入門する際の年会費や道衣の費用は、お母さんに預けている「お年玉」から出す様に言われているそうで、「なかなかヘヴィだねぇ」と笑えて来ましたが、一度入門したい事をお父さん・お母さんと話し合う事と、入門許可が出なくても体験を続けて良い事、もし入門させてもらえる事に成ったら、辛さ・苦しさ・痛さ・怖さに負けない様に取り組む事と、支えてくれるお父さん・お母さんへの「感謝」を忘れない様に伝えました。

面談後、16時半であがるRちゃんの相手をNさんにして貰い、今日練習した「内受突」・「外受突」の復習をした貰いました。Nさんも私同様体調を整える事自体大変なはずですが、参座された時はH君の相手をはじめ、ほぼ動き詰めです。「大変だろうなぁ」と他人事の様に観ていましたが、NさんもRちゃんも楽しそうに動いていました。

16時半であがったRちゃんは、迎えにみえたお母さん玄関先で入門したいと伝えた様で、果たしてどうなりますか。どんな状態であれ、どんな顔触れであれ、お互いの事を考えながら、協力して向上を目指し、お互いが「幸福感」を抱ける「理想境」を目指す事には変わりは無いでしょう。そんな在り方を常に心掛けたいものです。

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