4月29日(土)の修練。 | 刈谷北道院

4月29日(土)の修練。

本日も、泉田市民館での修練。湿った空気と風の拭く中、鍛錬に励みます。

連休前の最終日と言う事もあってか、休む人もチラホラ。それでも「この人数が来てくれたか」と言う参座です。ただ、連休前だからなのか「春だから」なのか、全体的に締まらない雰囲気も有ります。堅苦しくなり過ぎない程度に気を付けつつ、それぞれが進歩を意識出来る様にはしたいものです。

今日の基本演練は移動稽古を中心に。止まった状態での身体操作を先ずレベルアップさせないといけませんが、移動しながらもより安定に近い状態を維持出来る様にするのは、割りと重要な事でしょう。移動稽古は、足腰の鍛錬の意味も含めてなかなか効果的です。

基本演練の最中に、お父さんに連れられた姉妹が市民館に入って来ました。連絡は頂いてませんが「おお!体験希望者か?女の子が入ってくれると次に繋がるぞ~!」と一瞬期待しましたが、どうやら先週の子供会の「茶道居室」と週を間違えた人達の様で、暫くして帰って行きました。こんな時にも、「体験どうですか~?」と声を掛けるべきかも知れませんね。

キックミットを使用しての当身では、あまりやらない中段順突を。順突は柔法も含めた技術の土台と成るでしょうから、しっかり高めておきたいものです。鎮魂行では、週1参座になって久しい小6緑帯のY君が、なかなか良い意識と声の出し方をしていました。

休憩後の自由練習では、久々に「リアル自由練習」を。あみだくじで決めた相手と、やる内容を相談して精進に励むのですが、科目表が改訂されたタイミングでもありますので、予習復習も含めて自分で高める意識を強めていく効果も期待します。組み合わせにもよりますが、相談に時間が掛かる組や、「今、自分に人様な事」を考えずにやる事を決める組もあります。技術的な部分のみならず、練習方法へのアドバイスもしながら、各組を観て回ります。15分程取り組んだら、皆の前で発表する流れで2回行いましたが、自分で高める意識を持っている人とそうでない人の差がはっきり顕れていました。

時間が短くなってしまいましたので、「リアル自由練習」を1回減らし、「逆小手もどき」を。こちらも原理を意識していないとあまり意味の無い練習ですが、身体の向きや倒し方も意識出来る人とそうでない人も居ます。副道院長のNさんと中1男子のH君の組は順調にこなせていましたので、「押小手」のゴールから始める部分と「閂固」の繋ぎの部分を。一般での准拳士初段に向けて習熟中のH君ですが、基本の身体操作や原理の理解度も、実に良い状態に仕上がっています。このまま進歩して欲しいものです。

締めの気合い出しを終え、スタート時の作務の反省として「やるべき事を終えずに、遊びやお喋りで時間を過ごす人がいます。そこは自分で気を付けましょう」と伝え、雨の降る中作務を行いましたが、その当事者である小6緑帯のY君が、終了後のお菓子に気を取られて、他の人が動く中で平気で動きを留めています。「ここら辺りを変えられないと、修行に励む意味も無いかな」とその様子を観つつ、連休前の修練を締めくくりました。

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