学生連盟に入り委員長を経験したことに始まり、社会人になっても少林寺拳法を続ける中で、全国各地のいろいろな方々とのご縁がありました。
そこで出会ったたくさんの方々が、今の自分へと成長させてくださったのだと強く実感しています。
そんなご縁によって成長できる素晴らしさを、もっと多くの人にも伝え経験してもらいたいと思い、またご縁のある方々への恩返しの気持ちも込めて道院長の道を選びました。
指導方針は、「門下生全員が活躍し輝けること」。
当道院の門下生は比較的小学生が多いのですが、拳士自身がやる気に満ちて真剣に修行する楽しさを味わうことはもちろん、その保護者さんや家族のみなさんにもその姿を見て感動してもらいたいと思っています。
指導法の工夫は、その日の修練の成果を見せ合う「演武発表会」を毎回最後に行うことです。
また、道院長や一般拳士が指導を行うだけでなく、先輩少年拳士が後輩拳士に基本作法や技などを教えることで教える側の喜びや大変さを知り思いやりも身につくよう心がけています。
練習後には、保護者さんと少年拳士の成長ぶりや最近の悩みについてもお話するように心がけています。
名古屋伏屋道院となってから6年がたちましたが、道院幹部との協力体制をさらに強めて、これまで頑張ってきた拳士すべてにさらなる活躍をしてほしいと思っています。
道場にて修練を行うだけでなく、他道院との練習会や交流会を行ったり、地元への地域貢献の意味をこめて定期的な清掃活動を行ったりと外へ向けた活動もできればと考えているところです。
前身の愛知十四山道院を引き継ぎ、その後現在の場所へ道場移転して再スタートを切りましたが、年を重ねるごとに門下生たちの成長を見ることができ感動させられています。
練習が始まる前にはみんなで楽しく元気に遊んでいますが、いざ練習が始まると表情が引き締まり集中して取り組んでいます。
門下生は目標をそれぞれに持ち、そこに向かって一生懸命努力をする、さらにご家族も協力して一緒になって頑張ってくれています。
また行事では、門下生やその家族のみなさんがわきあいあいと行い、うれしいことはみんなで喜べるそんな道院です。
齋藤先生は一見真面目でおとなしそうに見えますが、小学生拳士たちと行うトレーニングではいつも面白い内容を行い子どもたちを楽しませてくれています。
しかし技の練習になるとビシッと厳しい姿に変わるので、道場内の空気も引き締まるのです。
子どもたちからすれば「怖い先生」と思う所があるでしょうが、まるでみんなのお父さんかのような温かい目で見守り育てていこうとする姿勢が伝わるので優しさも感じています。
また一般拳士の練習では自主性を尊重した内容を行ってくださいますが、習熟度に応じた回答をわかりやすく教えていただけるので少林寺拳法がより楽しくなります。