禅の始祖 菩提達磨(以下、達磨大師)は金剛禅総本山少林寺にとって、釈尊・開祖と並んで大切な偉人となります。
達磨大師の遺した禅の思想は、金剛禅総本山少林寺にとっても重要な思想のバックボーンとなっており、各地の道院の活動拠点においても、達磨大師像を据え、その前で日々修行に励んでいます。
達磨祭とは、達磨大師の命日とされている10月5日またはその前後に、祖師達磨大師を礼拝し、その遺徳を偲ぶとともに、そこに集う皆で「拳禅一如」の修行に一層精進することをお互いに誓い合う儀式です。
愛知県教区においても、達磨祭は単に儀式を執り行うだけでなく、「禅の修練」を目的とした講義を中心とした講習会と、「拳の修練」を目的とした技術講習会を同時に開催しております。達磨祭の一連の行事は、「拳禅一如のあり方」について、より一層の理解を深める場となっています。