合掌
愛知県教区のポータルサイトをご覧いただいているでしょうか?
道院ブログによって“見える化”された県内各道院の活動が、県教区のポータルサイトで一括してご覧いただけます。従来の県連・県教区ホームページはあくまでもそれぞれが単体で完結する内容となっており、県内に所属する個別の道院・支部の活動とは連動していませんでした。そのため、愛知県内における「少林寺拳法」の活動場所等に関する情報が必要な方たちにとっては、本山・本部、または県連事務局への問い合わせでしか得られないのが実情でした。特に、組織機構改革以降、公共施設で“少林寺拳法”を目にする機会がほとんどなくなった状況をどう打開していくか、拳士数の減少をはじめとした活動の停滞感・閉塞感をどう打開していくか等々、組織活性化に向けて大きな課題を抱えていました。そんな時に大阪府教区の取組を知る機会を得ました。大阪府教区では、「どこでも少林寺拳法が学べる」ということをコンセプトに、少林寺拳法を知らない一般の人たち、あるいはこれから取り組んでみたいと思う人たちにインターネットを活用して詳細情報を提供し、これまでは道院・支部の近所、口コミでしか増やすことができなかったのを「勤務先の近く」「通学の圏内」「週末利用」「近い世代がいる」「女性が多い」「高齢者でも取り組める」「駅から近い」「学校の近く」等々、様々な「自分に合った条件」に合う道院・支部を比較検討しながら探せるようにしようとの目的でポータルサイトを構築し、実際に稼働した結果についても手ごたえを掴んでいるとのことでした。早速、担当されている道院長から内容説明を受け、愛知県にとっても広報活動の一環として「ポータルサイト構築」が非常に有効な手段であると判断しました。早速、「愛知県ポータルサイト構築計画」をまとめ、昨年の10月に県内全所属長に提案して参加を求めました。現在、愛知県教区ポータルサイトへの参加道院は80となり、儀式行事はもちろん各道院の修練の様子も生き生きと報告されています。県内152所属のうち143道院という構成上、県教区のサイトを優先的に構築してきましたが、今年度は愛知県連盟のポータルサイトを構築中(すでに仮運営中で、複数の大学支部サイトがアップされてきています)です。ここには大学支部をはじめ各スポーツ少年団支部、愛知県高校連盟、東海実業団連盟にも参加を呼び掛けており、先行している「愛知県教区サイト」に「愛知武専サイト」を加えて“グループAichi”のサイト構築を目指した取組です。計画発案のきっかけとなった大阪府教区では、より自分に合った道院・支部に出会えたことで、転籍を経て休眠拳士や去っていく拳士を引き留める効果もあったと聞いています。少林寺拳法を「始めたい」「続けたい」と思った人たちに対して「どこでやっている」「どんな人たちがやっている」「どんなことをやっている」という情報を提供するためのサイト構築です。全所属がもれなく参加していただき、県全体で一体感を持った広報活動となるように取り組んでいこうと考えております。今後も、引き続き参加を要請していきます。そのためにもう一度ポイントをおさらいしておきます。まだ参加表明されていない所属は各所属内で検討していただくことを要請します。
ポイントは以下の5つです。
【① 愛知県内にある全ての所属を紹介する専門サイト構築を目指します】
メインサイトを道院・支部紹介の専門サイトとして構築します。
イメージは、飲食店紹介サイト「ぐるなび」のような使い勝手を考えています。
少林寺拳法を始めたい、続けたいという人の
「どこでやっているかわからない」
「どんな人たちがやっているのかわからない」
「どんなことをやっているのかわからない」
の疑問に答えるサイトを目指しています。
愛知県内にある道場の場所や活動内容が一目でわかるサイト構築を目指します。
【② 各所属のサイト作成を県教区・県連で代行します】
すでに自前のホームページを持っている所属もありますが、拳士・保護者からの要望があっても作成方法や費用の問題で手をつけることができない所属長も多いのではないでしょうか。そこで、各所属のサイト作成を県教区・県連が代行します。さらに、稼働後の基本的なサイト管理・運営についても面倒な手続きは全て県教区・県連で行います。
※作成のために写真と所属の基本情報・紹介文を準備していただきます。(書式あり)
※サイト稼働後にしていただくことは、「日記」「記事」を投稿するだけです。
【③ 各所属の年間管理費・運営費は不要です】
各所属のサイトを運営するのにかかるサーバーの管理費・運営費などの費用は県教区・県連で負担します。
【④ 各所属の活動内容は、自動的に県教区・県連のポータルサイトに反映されます】
各所属のサイトは一つ一つ完全に独立したサイトとして稼働しますが、そこで書かれた日記や記事が自動的に県教区・県連のポータルサイトに表示されます。この日記・記事の自動集約機能によって県教区・県連のポータルサイトを見に行くだけで各所属の活動内容が一目でわかるようになり、参加する所属の数が増えれば増えるほどこのポータルサイトを見に来る一般の方や拳士の数が飛躍的に増えることを目指します。
【⑤ 県教区・県連のポータルサイトを活用して個別PRを考えています】
「注目の道院・支部」としてポータルサイトの目立つ位置に紹介していくといった個別PRの手法も取り入れていきます。
◆◆◆ 目的達成のために ◆◆◆
ポータルサイトとして機能させていくためには単に所属情報が掲載されているだけでは目的の半分も達成できません。ポータルサイト構築の目的は、『個々の道院・支部の活動内容を広く面で共有する』ことであるため、自前サイトを持つことになった道院・支部はどなたが更新してもかまわないので、「何かしらの記事・日記をある程度定期的にアップする」ことが非常に重要になります。携帯・スマホでメールを送ることができる、撮った写真を送ることができればサイトの更新は十分できると判断しています。県内所属が一体となって「活動の見える化」に取り組んでいくことが組織の活性化、現状の打開につながると確信しています。
愛知県連盟ポータルサイト https://shorinji-aichi.jp/wp/kenren/ 当サイトアドレス
愛知県教区ポータルサイト https://shorinji-aichi.jp/wp/kyouku/
再拝
2016 年 10月 16日