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Shorinji Kempo

2020年の稽古納め

稽古納めバージョン! 鎮魂行からスタートしました。

 

ランニングの後は4種類のステップ。続いて”ツーステップ”

 

基本練習を挟んで資格別に分かれた科目練習。級科目の復習にはいります。

 

本当はこのクラスを締めたいところなのですが・・・???

 

30分間の科目練習は集中力の持続が課題です。緑帯に比べて新入門の拳士はやる気満々ですね!

 

昨年末からの新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、”全面口覆(☛全面降伏)”の一年でした。

”検温無事(☛平穏無事)”を祈りながら”多止祭催(☛多士済々)”とほとんどの行事が中止されました。

”一席二長(☛一石二鳥)”のソーシャルディスタンスは来年も引き続いて行動の目安となります。

現状を受け止めて、各人が粛々と責任を果たすことが求められています。

当たり前にあった環境がどれだけ貴重なものだったかを改めて知らされたこの一年。

感謝と希望をもって新年を迎えましょう。一年間、みんなよく頑張りました。

13年間にわたる地道な取り組みが「中拳士」の允可に繋がりました。受験生でありながら

ほぼ休まずに頑張りました。結果もさることながら取り組んだ中身に自信を持ってください。

”おめでとう!”                     (2020/12/26 道院長)

 

 

新しい一冊‼

久しぶりの書籍紹介です。以前にもご紹介しましたが、第4巻が出ました。

人間の身体とゾウの頭、四本の腕を持ったインドの大衆神

ガネーシャ。コテコテの関西弁で発する内容が示唆に富んだ人生訓。

歴史上の偉人もたくさん文中に出てきてなかなか興味深い内容です。

1~3巻も試しに貸し出せますから興味がある方は申し出ください。

                      (2020/11/21 道院長)

コロナ禍の中での合格おめでとう!

6月度、8月度昇格考試の合格証書を手渡しました。ここまでの道のりは個人差もあって、

喜びもひとしおの拳士もいればしっかりと黒帯を視野に入れて取り組んでいる拳士もいます。

資格にふさわしい力を身につけているか?そのための努力を続けているか?の振り返りは

とても大切。歩みを止めずに引き続き頑張りましょう!      (2020/9/12 道院長)

修練再開が待ち遠しい~

少年部対象のWebミーティングに10名の拳士が参加してくれました。

保護者の皆様のご協力に感謝します。

テーマは「休校3か月間の過ごし方と感想」でした。

参加拳士の中には新中学生、新高校生も含まれていて、登校できない残念さが満載でした。

休校中は学校からの課題にきちんと取り組んでいたようで、みんな不便な生活に対しても

工夫して耐えていた様子が偲ばれました。

これまでの日常生活がいかにありがたいものだったことや自分の力ではどうしようもない

ことに対して子供たちなりに考え、折り合いをつけていたようでした。

当たり前が当たり前でなくなった時、当たり前と思っていたことがどれだけ幸せだったこ

とか思い知ります。その時その時を大切にすること、感謝することを改めて感じたようです。

渡せていなかった2月の昇格考試(昇級・昇段)受験者に対する合格証や允可状も授与し、

来月からの修練再開に向けての課題を確認して楽しい30分間を終えました。

Web上であっても顔を合わせて会話することの大切さを改めて感じました。

今回参加できなかった拳士も次の機会にぜひ参加してほしいと思います。

                           (2020/5/23 道院長)

 

”人間関係の豊かさ”に価値を感じる生き方・・・

『幸せとか生きがいというものは、人によってとらえ方はさまざまでしょう。

が、私は、人間関係の豊かさ、これしかないと考えている。

人と人との関係、実際には打算で成り立っていることが実はかなり多い。

人への愛や信頼というものは、損得や打算では決して成り立たないし、長続きしない。

極論かもしれないが、してあげて心から喜びを感じられる、本当によかったと思える、

そうでないのなら、初めから何もしないほうがまだ正直だとも思う。

で、金でも地位でもない、力でも強さでもない、人間関係の豊かさに価値を感じる、

この考え方が人類規模で深まっていったとき、真に幸せな世界が可能になると信じている。

いい年こいて青臭いと笑われようがかまわない。確固たる自信をもってそう信じている。』

                                  【開祖語録】

”自粛警察””マスク警察”などという表現、メディア報道をこのところよく目・耳にします。

このたびのコロナ禍で発生する負の一面だと思います。

誰彼構わず”行き過ぎた正論”を振りかざして他者を攻撃する。心に内在する鬱積した気持ちを

他者にぶつけることでバランスを取ろうとしているように感じます。

世界規模で拡がる「自分ファースト」の考え方が止まりません。

大多数がそうではないとは思いますが、必要以上に正義を振りかざして他者を傷つけることを

求めているようにすら感じます。

困っている時、辛い時こそ他者の温かさに救いを見出せるものです。

「人間関係の豊かさに価値を感じる生き方」を求めていきたいですね。

                               (2020/5/23 道院長)

 

”オンラインミーティング”の活用!

                            ※パソコン画面の写真です

いまだ感染拡大は止まりませんが、「緊急事態宣言」の解除に向けた報道が少しずつ増えてきました。半面、

感染対策のモデルとして脚光を浴びていた韓国でのクラスター感染発生はウイルス対策の困難さを改めて感

じさせられました。見えない敵との闘いに依然として予断は許されない状況だということです。

さて、道院活動を休止して久しいところですが、コミュニケーションの向上を目指してオンラインミーティング

に挑戦しています。一般部拳士を対象に徐々に人数を増やしながら試行し、課題をチェックしています。

目指すところは道院拳士との一斉接続による双方向の「リモート修練」です。

2回目となる今回は5名で行いました。各々の通信環境のバラツキからか音声が一部不鮮明なところもあり

ましたが、無事に40分間のミーティングを終えました。

拳士の皆さんへの展開準備もほぼ完了したので、一歩一歩進めていきたいと思います。

今回参加していただきました谷口先生、鈴木(達)先生、熊澤拳士、加藤(拓)拳士のご協力に感謝します。

次回は16日(土)21時開始で案内メールを発信する予定です。

                                 (2020/5/11 道院長)

『憲法記念日』に考える!

5月3日は憲法記念日。1947年のこの日に日本国憲法は施行されました。

日本国憲法には「国家がやるべきことと、やってはいけないこと」が定められています。

だから、憲法を守らなければならないのは国家、すなわち国会議員や公務員です。

「国民主権」「基本的人権の尊重」「平和主義」の三大基本原則が特徴で、改正には国民

投票が必要です。

今、日本では安倍首相(自由民主党総裁として)が憲法改正に意欲を示しています。今日の

ニュース報道でも「国会で議論する必要性」を発言する姿が映し出されていました。

そもそも憲法は国家権力が従わなければならないルールブックとしての役目を担っています。

どこが問題で、なぜ改正が必要なのかを国民自身が理解出来ていないところもあります。

この機会に私たち自身が問題意識を高めるためにももってこいの教材を紹介します。

以前にも取り上げたことがある絵本です。大人も子供も理解しやすい例を挙げてあります。

何冊か用意してあるので貸し出しも可能ですから必要であればいつでも申し出てください。

                            (2020/5/3 道院長)

金剛禅の修行法

                           (多治見ホワイトタウン内 中央公園)

愛知県から小中高校の休校延長が発信されました。緊急事態宣言に基づき来月6日までの休校要請

が来月(5月)末までの延長となります。ゴールデンウイーク明けには何とか修練再開という希望を

持っていましたが、まだまだ対応を緩めるわけにはいかないということです。

早速、皆さんへメールにて第一報を送ったところ、「You Tubeの動画を見て復習しています」とか

「基本動作だけは続けています」といった返信がありました。「早く一緒に修練したい」と皆さん

が同じフレーズで結んでくれていました。

市中感染が進行していて、抗体検査の結果から感染者数は現状の公表数の10倍程度にのぼるのでは

といった専門家の意見もあり、とにかく外出禁止要請に従うほかないようです。

私たちは自己変革の道を学んでいます。身心一如の修行を通して生き方を学びます。道院で学ぶ

易筋行と鎮魂行は金剛禅の全ての修行法ではありません。道院で学んだことを、日常生活の中で

実践することこそ修行の何よりも大切なところです。

見えない敵との闘いという環境下においても”今できることを精一杯やる”ことの意味を考える

こともやはり大切な修行です。

「学ぶ気持ちと謙虚さがあれば 自分を取り巻く環境は全て教材となる」です。

                                (2020/4/25 道院長)

2020年全国大会中止決定!!

             昨年の全国大会テーマ『羅漢錬拳図』(嵩山少林寺 白衣殿の壁画)

合掌

新型コロナウイルスの感染拡大(以下、「感染拡大」という。)は今なお終息の目処が立たず、

日本および全世界の社会活動・経済活動に重大な影響が出ていることはご承知の通りです。

つきましては、政府、地方自治体が新型コロナウイルスの封じ込めに最大限注力している中、

組織としてもその方針に全面的に協力すべく、標記大会会長のご了承を得て、以下の通り決定

いたしましたので、お知らせいたします。

・2020年少林寺拳法全国大会inおおさか(2020年10月24・25日)、

および第14回全国中学生少林寺拳法大会(2020年8月21~23日)を開催中止とする。

この判断の理由は次の通りです。

・濃厚接触にあたる少林寺拳法演練の機会や、密閉空間における行事実施とそれに伴う宿泊・

移動・会食等の機会が感染拡大源とならないように努め、以て拳士・関係者の不安解消と

地域社会の安全に寄与するため

・参加対象拳士の修練環境が著しく悪化しているうえ、両大会に向けた都道府県・各連盟の

選考会が実施困難であるため。

結手                             (通知文より一部抜粋)

 

本日、両行事の中止決定の通知がありました。”志”を同じくする者が一堂に会する貴重な機会

を失うことはとても残念なことです。

8月、10月の開催に向けて準備を進めてこられたそれぞれの関係者各位に対する言葉が見つ

かりません。また、全国各地で晴れの舞台を目指されていた多くの拳士の方々には今後の更な

る研鑽を願うばかりです。

まずは、このコロナウイルス禍に打ち勝つこと、そして『生涯修行』としての歩みを止めない

ことを!

                                (2020/4/16 道院長)

「人、人、人、全ては人の質にある」

【「強さ」とは何か。(宗 道臣70の言葉より抜粋)

平和で公正な社会、そんな人類社会の建設はあまりにも遠いにせよ、「他の犠牲において

自己の幸福を得ようとする心を捨て去り、相互の信頼と愛情を深め、理解し合い助け合い、

手を握り合って理想の楽土を確立すべく個々の人間が己の人格を高める努力をする」こと

を心に留め、日々生きる際の基準にする。大変でも、それぐらいはできるのではないかと。

そして、そのように私たち一人ひとりの考え方を変えていこうとするのが少林寺拳法創始

当初から一貫している、平和で物心共に豊かな社会を実現しようという運動なのです。

「人、人、人、全ては人の質にある」。どれほど時間がかかろうと、どれほど現実味の

ない運動であろうと、権力に就く連中の質を全部変えていくことによって、世の中をよく

することが必ずできると私は信じている。】

本当の危機に瀕した時、リーダーとしての資質に違いがあることを痛感させられています。

どうあるべきかを含めて今学ぶべきことを学ぶことが大切です。

                             (2020/4/14 道院長)