本日も、泉田市民館での修練。陽射しはあるものの、冬らしい冷たい空気の中、鍛錬に励みます。
今日はNさん・Sさんが御休み。逆に16時くらいから参座しているK君・Rちゃん兄妹が、スイミングが休みとの事でスタートから参座してくれました。普段、土曜日スタートの作務をしていない2人ですが、こんな時に周りを観て考えて動いたり、他の人に聞いたりがササッと出来る訳でも無い様で。「目的を明確にする」、「意味や目的を意識して動く」と言った習慣・習性が、修行によって養われると良いのですね。
K君・Rちゃん兄妹は一昨日木曜日にも参座してくれたのですが、その際伝えた「後受身」の身体の回り方を覚える為の腹筋運動を、私自身がもうやれなくなっています(泣)。「後受身」自体は出来ても、腹筋をやろうとするとわき腹やあちこちがツッたりしていたのですが、木曜日に腰の痛みやそれに影響された身体の柔軟性の無さも相当ひどいなと実感しました。今日のスタートは「準備運動は、5分間自由」と伝えて、小学生達が科目の復習やブリッジ、シャトルランをしている間、私はひたすら足上げ腹筋的なストレッチで腰を伸ばしていましたが、その効果かその後の修練では動きが良かった気がします。充実した易筋行の実現の為にも、身心を整えておかないといけませんね。
易筋行では、年明けの「芸能音楽発表会」の団体演練に繋がる動きを行ったり、受身をやったりとバリエーションを付けます。15時前に中2初段のH君が参座してくれましたが、後輩の面倒見が良いH君は率先して上手く出来ていない人にアドバイスを伝えに行ってくれます。ここら辺りを、今教えて貰っている「後輩」達が受け継いでいってくれると良いですね。
鎮魂行では、ややゆっくりめの唱和を。小1白帯のH君の発声のテンポを考慮しての事ですが、H君自身は誰よりも大きな声で唱和しようとしますし、隣りのRちゃんも張り合って大きな声を出します。「調和」と言う意味では適切ではないかも知れませんが、「自己確立」と「自他共楽」の両立と言う意味では、まずは自分の精一杯の取り組みをしてこその「調和」でしょう。その段階まで、しっかり励んで欲しいものです。
自由練習に入る前に、休憩を長めに取り小5五級のA君と小4七級のA君に、1月の少年六級の試験内容に沿って、発表会での組演武の順番を自分達で考える様に伝えて、私は会議室に行ってポスティング用のチラシの裁断に。5分程経って戻って来てもまだ決められていませんでしたので、他の人は「龍王拳第一系・単演」をやりつつ更に10分時間を取りましたが、決めて来た組演武の内容にはA君が教わっていない五級科目も入っています。「六級試験の内容でって言わなかったか?」、「人の話をどう聞いて、こんな行動をしとるんだ?」と、静か~なトーンで説教です。火曜日までにそれぞれで考えて来る様に伝えましたが、どんな結果を出してくれるでしょうか。
自由練習では、序盤は小6六級のK君の来年3月の少年五級受験を見据えて、「流水蹴(前)」の単独練習を全員で。K君には急ぎ足で五級科目を伝えていますが、時折り全員で取り組む事で、自身の先の科目に触れて、身体の動かし方の幅を付けられる事に期待です。後半は、防具一式を着けての運用法を。ボディプロテクターを着けるのにまだまだ時間が掛かりますので、実際に動ける時間は短いですが、やってる人達はそれぞれ少しテンションが挙がります。小3八級のRちゃんは、一つの動きでエネルギーを切ってしまう癖があり、相手を観て判断・反応する事がほぼ出来ていません。運用法をやるとその面がモロに反映されてますので、逆にこの練習でどの程度変わるかも、良く観ておこうと思います。
あまり向上心や意欲が高くなく、進歩に時間が掛かる小4七級のA君ですが、Rちゃんが自分の目の前で動きを止めていた事は、理解出来ていました。少しずつでも進歩はしている事は感じますので、そこを自分で気が付き、意欲を沸かしてくれると良いですね。作務の時間にボディプロテクターを片付けている中2初段のH君の所に、小1白帯のH君がジャレ付きに行きます。プロテクターに突きの連打をするH君に「それを、さっきやれよ」と笑いながら話しているH君の姿を観て、先輩・後輩が共に協力し合って進歩・成長出来る空間の大切さを改めて想い、帰路に着きました。