本日も泉田市民館での修練。
「今年の梅雨は本格的だなぁ」と思っていたつい数日前からは想像もしなかった、いきなり夏本番に突入したかの様な暑さです。修練場所に向かっている時点で、「これは早速冷房を入れなきゃダメだなぁ」と思っていました。スタートの作務とウォーミングアップまでは、窓を開けて入ってくる風のみで涼をとっていましたが、その時点で道衣の下のシャツがズブ濡れでしたから、基本演練に入る前に室内空調に100円を入れました。気持ち的には、それまでにかいた汗に風が当たって心地好い暑さでしたが、その後もボタボタしずくが落ちて来た事を考えると、無理せず冷房を入れて正解でしょう。「冷暖房に頼る武道なんてけしからん!」と怒られそうですね。
先月から「体験」にみえてたYさんが、7月から正式に刈谷北道院に転籍して下さいました。今年の3月まで現役だった中拳士三段の方ですが、奥さんが御懐妊中らしくなかなか夜に家を空け難くなり休眠されたそうです。ただ出来れば少林寺拳法は続けたかったとの事で、ポータルサイトを観て土曜日の昼間に修練をしていた刈谷北道院を見付けられたそうです。
前の道院に不満があった訳でも無く、その上こんなに不備や過不足の有る刈谷北道院を選んで下さる訳ですから「人の縁」とは不思議なものですが、せっかく在籍して頂いたんですから「刈谷北道院で良かった」と思って頂ける様しっかりした関わりをしなくちゃいけませんね。
技術的な事から作法面に至るまで、これまでの取り組みと新しい環境との違和感も大きいでしょうが、無理せずとも着実に精進して頂きたいですし、武専にも興味があるとの事でしたので、「中拳士三段なら、可能ならば是非武専に通って下さい」と勧めました。もしかしたら9月入学制度を活用して愛知武専に行かれるかも知れませんね。
先日の西三河大会の「小学生高学年白緑帯の部」で最優秀賞を獲得したR君が、今月から地域の野球クラブに入って野球を始めた為、今後土日の参座は基本的に難しくなりました。元々やりたかったものの、近所の野球チームに同学年が居なかった為やらなかったそうですが、GWくらいに遊びに来た同級生から「一緒にやらない?」と誘われて始める事にしたそうです。少林寺拳法を第一オプションにしようという気にさせられない道院長としての実力の無さが嘆かわしいですが、せっかく新しい事に挑戦するなら是非頑張って欲しいものです。社会人もそうですが、少林寺拳法を人生で最も重要なものと出来る人間も少ないでしょうし、それを出来ない人間を「やる気が無い」としてしまっては「伝道」もままならないだろうなとも思います。
なんでもR君は、4年生になった今年から学校の部活動でサッカー部にも入ったそうで、先月までは土曜の午前中にサッカーをやってから、昼から修練に来てくれていたそうで、「そんな大変な想いをしてまで修行に励んでくれていたのか」と感激もひとしおですし、部活動の事を知りもしなかった自分の感受性の低さが口惜しいです。そんなにスポーツが得意そうな感じでもないですが、ピアノや学習塾に併せて木曜の夜は少林寺拳法・土曜の午前はサッカー・土曜の午後と日曜の午前午後は野球をやる事になります。「野球もサッカーも、このクソ暑い日に外でやってんだよな?マジか!」と驚きますが、野球チームの初練習を無事に終えられたでしょうかね。
因みに野球もサッカーも屋外で練習をしてますから、雨の降った日は練習は休みになるそうで、R君に「じゃあ、土曜日になったら雨が降る様に念力掛けといてやるぜ!それも11時から13時の間だけ雨が降る様に」と言ったら、「ヤダヤダ~!」と言ってました(笑)