合掌
先週末4月20日(土)の午後、本山にて全国都道府県教区長会議並びに全国都道府県連盟理事長・各連盟部長会議が開催されました。昨年は別開催の全国会議でしたが、今年度は理事長・教区長の任期切れに伴う新任研修の絡みもあったのか、同時開催されました。合同で行われた1時間の会議の中では宗由貴少林寺拳法グループ代表(総裁改め)からのご挨拶、あわせて宗昂馬専務理事の副代表就任が発表されました。晩婚化、晩産化に加えて多重ケア世帯の増加等、超高齢化社会を迎える中での組織運営の在り方や方向性を中心に武専リニューアルの現況やその他問題、課題についても話が及びました。その後会場を禅林学園校舎に移して行われた全国都道府県連盟理事長・各連盟部長会議では冒頭、川島一浩(一財)連盟会長から今年度の事業方針・計画についての説明があり、公益性の高い一般財団法人としての役割を果たしていくためにこれまで以上に不特定多数に向けた公益活動を社会に発信していく方向性が示されました。それを受けて広報活動や各種ハラスメントへの対応について6県1グループでディスカッションを行い議論した内容を発表するという手法を取り入れる等、単なる連絡会議の場ではなく双方向の意見交換を中心に本部と地方組織の連携強化を目指す川島会長色が浸透してきているように感じました。各県ではそれぞれ特色のある広報活動も行われていることから、「点を面に変える活動」の必要性について発言させていただきました。
さて、翌日の4月21日(日)には春日井市総合体育館において2019年度の愛知県連盟定期総会ならびに愛知県教区全体会議に加えて今回から新たに設置された「愛知県UNITY運営委員会」総会も開催し、2018年度事業報告と収支報告(UNITY運営委員会は収支報告を参考資料提出)、2019年度事業計画(案)と収支予算(案)を原案通り承認していただくことができました。毎月慌ただしく開催している所属長会議での意見交換を少しでも補完したいという執行部の思いから、今回は議案書に記載している内容説明を極力省いて質疑応答中心に進めさせていただきました。“拳士数の減少化傾向に歯止めをかけるための具体的な対策の効果”や“指導者の高齢化状況”、“東海大会・全国大会に向けた準備状況や予算内訳”に関すること、“個人情報の取り扱いに関する要望”等々、多岐にわたって質問が出されました。特に、これまで一般社団法人SYORINJI KEMPO UNITYからの委託事業として県連で実施してきた昇格(昇段・昇級等)に関する事業と専門学校禅林学園の武専運営を引き継いだ「愛知県UNITY運営委員会」に関する質問も多く、想像以上に皆さんへの周知度が低く感じられ、具体的かつ丁寧な説明があらためて必要と感じました。UNITY本部から示された会則で網羅しきれていない部分についても早急に内規でカバーする等の対応も必要だと感じましたし、早いタイミングで対応したいと思います。県連、県教区、県UNITY運営委員会の役割分担をもう一度きちんと整理したうえで各所属の負担について再構築しなければならないと痛感しています。
4月7日(日)から新方式での武専がスタートしました。所属長をはじめ県内拳士のご理解のもとまずは無難なスタートとなりましたが、5/26、7/21、3/8の3回はUNITY武専ではなく愛知県独自開催の「研鑽会」という位置付けなります。次世代に開祖の思いを伝える取組の真価が問われることになります。伝えたいこと、伝えなければならないことと、学びたいこと、身につけたいことをいかに継続して結び付けていけるかが運営側の課題です。コミュニケーションを今まで以上に大切にして乗り切っていきたいと考えていますから引き続きご協力をお願いします。
まだまだ浸透していないかもしれませんが、愛知県連盟のホームページに「2019年少林寺拳法全国大会inあいち」のバナーを貼って、大会準備状況をはじめとして様々な情報を発信していく環境を整えつつあります。是非、ご覧になってご意見もお寄せください。
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再拝
2019 年 4月 22日
愛知県連盟理事長 多月 文博