合掌
緊急事態宣言(8/27~9/12)が発出され、9月12日に開催する予定の昇格考試と武専に関して一斉送信にて先日皆さんにお伝えしたばかりですが、8月30日に愛知県の新たな感染拡大防止策として愛知県武道館に“酸素ステーション”を開設するということが急遽決定されました。これを受けて愛知県武道館から8月31日~10月31日まで一般使用をすべて取りやめるとの連絡があり、施設利用団体は今後の対応を迫られることになりました。結果的に本日の一斉送信にて直近の行事開催の変更を皆さんにお伝えしたところですが、このタイミングでの「少年少女錬成大会」中止は楽しみにしていた小中学生拳士への影響(モチベーションの低下)が大きいと判断してこの度の行事変更の経緯と今後の方向性について説明を加えさせていただきます。
まず、緊急事態宣言下でも愛知県武道館での開催を決めていた9月12日の昇格考試(武専は中止)と10月17日の昇格考試・武専については代替会場の目途が立たなくて中止せざるを得なくなりました。振り返ると今年度の昇格考試については、4月度は開催できたものの5・6月度は中止となり、7月25日に全国大会選考会会場を活用することで何とか開催することができました。しかし、武専については5月以降開催することがかなわず今を迎えています。この度の愛知県の感染防止対策で9・10月に愛知県武道館が使用できない状況となり感染状況の現状・傾向と行事の優先度を考え合わせた時、11月28日春日井市総合体育館で開催を予定していた「少年少女錬成大会」の扱いをどうするかが焦点になりました。二年近くに及ぶ新型コロナウイルスとの闘いで様々な制約がかかる中、せめてもの修行の成果を発表する機会にしようと設けた行事と、中止に次ぐ中止となっている昇格考試と武専のどちらを優先させるかは折衷案の提案も含めて執行部の中でも判断が分かれました。コロナウイルスの変異に伴う感染率の高まりや小中学生への感染リスクの高まり、大会の準備状況(部外への案内・諸手続き等)や拳士への影響(武専の授業料補償等含む)を考えて最終的に私の判断で11月28日は錬成大会に代えて昇格考試・武専を優先することを決めさせていただきました。拳士が求める場を提供するという主催者責任が十分に果たせていない、果たせていけないことには忸怩たる思いもありますが、現時点での行事の優先度を判断させていただきました。
今朝の一斉送信 [愛連事21-07] でもお伝えしていますが、今回中止決定した少年少女錬成大会については引き続き会場確保に向けて情報収集し、別の場を設けることも検討していきます。全ての行事を予定通り開催できない現状をご理解のうえ拳士達のケアをお願いします。優先順位についても色々とご意見があることと思います。忌憚のないご意見やご提案もお寄せください。
2021.9.3
愛知県少林寺拳法連盟 理事長 多月 文博
(愛知県UNITY運営委員会委員長)