7月7日(土)の修練。

本日も泉田市民館での修練。台風の影響なのか、この10年は記憶に無い1週間降り続く雨の中、鍛錬に励みます。

今日は久々に一般の参座数が多く、小学生と一般とのコミュニケーションを取る意味でも、ウォーミングアップや基本演練では、それぞれが組む様な機会を作りました。またキックミットを使用しての当身では、一般同士で組み、フルパワーでの当身を反復。気温は然程高くはなく、程良く風が吹き込んで来るものの、異常に高い湿度の中で、皆、汗を拭き拭き探究します。

法形演練では、皆で「転身蹴」と「流水蹴」の習熟を。私自身は、小5女子のKちゃんとマンツーマン練習で、天地拳第一系単演の3、の鈎突の練習を。これはGWの連休中の一般のみの自主練と、その翌日の愛知武専を経て、思い付いた練習を先週から試してるものです。元々、試験前に受験予定者とはマンツーマン練習を行っていたのですが、どうしても試験前は私自身は確認がメインとなり、ほとんど身体を動かしていません。伝える側も共に汗をかく事で、やる気を引き出せれば。逆にそれでやる気に成れない人間なら、どんな練習方法でどんな教え方をしても、効果は得られないだろうと思い、やっています。ポイントは、共に身体を動かす・やることは少なく・プラスの意識で言葉を掛ける、の3点。技術レベルが上がっているかはともかく、その時間を終えた後の当人に、若干その後へのやる気が宿っているのを感じます。この時間を上手く今後に繋げたいと思います。

自由練習では、Nさん・W先生・Kさんで「腕十字」・「逆天秤」といった仕掛け技の習熟。小学生達は、「上受突」の復習を。小学生組は、これも新しく思いついた、二人一組を作りお互いが点検し合って、上手く出来る様になった組から見せに来る、という時間を作ってみました。お互い気を付け合う組もあれば、遊びの時間に入ってしまう組もあります。本当の意味での「自由練習」にはなかなか入れないなぁと思いつつ、長い目で見て「自発的やる気」の醸成を試みていきたいものです。

一般は、「逆天秤」から「首締投」を意識しての投げ技に移行。無理と力みの無い型の作りに苦心しつつも、それぞれが楽しんでやっているのが印象的です。その後の「片手投」では、それまでの法形との共通点と相違点・身体操作の細かさも絡めて探究します。この「ややこしい」時間に「楽しんで」取り組めるかどうかで、その人の在り方が決まって来ます。自分で自分に厳しくなり、自分で自分をやる気にさせつつ、皆で支え合って、鍛錬に励みたいものです。

小学生組の最後は、8月の泉田町盆踊り大会での演武発表での「団体演練」に絡めて、「義和拳第一系単演」の復習を。何回かやっていても、「俺習ってない~!」という人間も出る中、「自分達で復習してみ」と伝えると、習熟度の高い人間が、リーダーシップを取って始めます。皆が自分を高める意識を待ちつつ、そんな人間同士が協力し合って高め合う。「自己確立」と「自他共楽」を体現する空間に、刈谷北道院を少しでも近付けていきたいものです。

 

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