本日も、泉田市民館での修練。早くも到来した「真夏の暑さ」の中、鍛錬に励みます。
今日も遅れる人・休む人の多い参座少ないながら、来てくれた顔触れに合わせて「充実した修行」を目指します。私の喉の状態も、全快には今一つで大きな声を出すと喉が痛む事もあるので、小6四級のA君に基本演練の主座を任せましたが、徐々にですがA君の掛ける号令に張りが出始め、良い雰囲気に成っています。
また小2白帯のH君の隣りに立って、彼の動きを点検していると、細かい修正点も見付けやすいもの。それを指摘してもすぐに直せる訳ではないですが、こちらも徐々にながら進歩してくれている様ですので、気長に付き合っていきたいものです。遅れて参座の副道院長のNさん・中3初段のH君の到着に合わせて、小2H君の少年八級試験と7月のA君の少年三級科目に通じる動きを確認し、座布団を使用しての受身の習熟もこなせました。
今日の鎮魂行は、主座をA君・打棒をH君に御願いして行いました。これまでやって来なかった、鎮魂行の役割分担ですが、私の喉の不調で期せずして他の人に割り振る事が出来ています。A君も主座としての唱和がかなり出来て来ていますので、技術面・行動面で「手本」を示せる様に意識を高めて欲しいものです。
「自由練習」前半では、Nさん・H君に相手をして貰いA君の少年三級試験に向けた習熟を行いました。土曜日は、A君にとって自分より上級の人と練習出来る貴重な日。少しでも感覚を養ってレベルを挙げておき、それが身に付いて継続する様にしておいて欲しいものです。
「自由練習」後半では、柔法の払いの動きの際に「正中線を合わせる」、「相手の攻撃から、正中線を外す」、「反撃の為に、相手の正中線を捕らえる」事を意識して行う練習を。そもそも自分の中に「正中線を立てる」事が出来ていなければ成立しない練習ですが、小2白帯のH君は手足を動かす事のみの意識で全く違う事をしていましたが、他の3人はそこそこ意識出来ていた様で。そこから、「相手の攻撃から、正中線を外す」事をしながら鈎手守法を造る。その後の抜技・逆技に繋げる事も含めて、Nさん・H君・A君はなかなか良い感じで掛けて掛けられてを繰り返していました。
残り10分で、この数年本山職員さん達が頻繁に行っている、内受突の状態から腕を絡めて相手の頭を巻き込む動きをやってみましたが、それまでの「正中線を合わせる・外す」意識が効果的だったのか、A君もH君相手に随分上手く投げていました。自分の級の科目より上級の事に取り組んでも、上のレベルの人が導く事によって上手くこなしていく。A君自身が「先輩」からして貰って来た事を、自分が他の人にしてあげられる様に成長してくれると嬉しいですね。