6月3日(土)の修練。

本日も泉田会館での修練。暑いんだか寒いんだかよく解らない気候ですが、そんな中でも鍛錬に励みます。

今日は数年前から行っている、泉田の子供会さんから修練への体験参加を受け付ける日です。6月から年度末に掛けて第一土曜日に行っているんですが、昨年は参加希望者が一人も居ませんでした(泣)。毎年子供会の役員さんも変わって行くので、意思疎通が大切に成りますね。今年も参加希望者からの連絡は無く「運用の仕方に一工夫要るな」と思ってたんですが、泉田会館の階段を荷物を持って上っている時に見掛けた、建物の反対側の道路を歩いている親子連れの視線がこちらを向いている気がして「もしや」と思っていたら、話し声が段々階段を上って来て、思い掛けない体験会参加者の登場と成りました。

今日は小学2年生の男の子が二人。若干緊張しながらも元気に身体を動かしてくれます。親御さんも見学されている中、細かい事よりもとにかく「元気に一生懸命」を楽しみながらやって貰おうと汗をかきます。道衣組には退屈な時間になるかも知れませんが、時折「手本」を見せて貰う役を振ると、照れながら自分の出来る事を見せてくれます。「ビシッ!」とした手本ではない事が残念だったりしますが、それくらいの方が「自分も出来る」とやる気になるかも知れません。

途中から、遅れて見学に来ていた小4女子のお姉ちゃんにも参加して貰い、逆突と逆蹴だけを気合いを出しながら練習。単純な動作の繰り返しですが、徐々にながら各自が少しずつレベルアップして行くのが嬉しいですね。

学科・法話の時間では「拳士の心得」のページを。少林寺拳法とはどんなものか・その修行をしている人は、どんな事に気を付けるのか・その修行で身に付けた力を、どう使うのか、といった話をしました。皆で回し読みをした後の「小難しい話」ですが、意外にしっかり聞いてくれます。

多少「型稽古」も体験して貰う為に、「転身蹴」を。体験組は、I君にも混ざって貰って間合いを離して行い、道衣組は「転身蹴」から波及する仁王拳の復習を行いました。初めてやる人にも理解出来る&動ける様に成る説明と練習方法。そんなものが有れば良いんですが、常にあれこれ工夫して試してみてそこに近付いて行くんでしょう。今日やった練習方法はなかなか良かったんじゃないかと自画自賛です(笑)。

締めに鎮魂行を行い記念撮影をして、15時半過ぎに体験会を終了しました。残った道衣組は7月の試験に向けての復習を続けたんですが、先日のR君の修練参加時と同様に、自分よりも未熟な存在と汗を流した後の自身の習熟では「見えるもの」が違う様です。しっかりした「手本」を示せる存在を自発的に目指せる様に成れば、修行の価値も高まるというものでしょうね。

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