6月24日(土)の修練。

本日も泉田市民館での修練。かなりの暑さながらも、外から入る風の心地良さを喜びながら鍛練に励みます。

今日も体験組3名の内の2人と少年野球の無かったR君が参座してくれて、入門前の3人が盛り上げてくれました。入門前の人達でも出来る練習が中心になると道衣組には退屈な内容に成りがちですので、今日は開足中段構からの蹴り上げをポイントを3つに絞って2列で向かい合って行い、最後の組み合わせでは道衣組に体験組に対してアドバイスをして貰って、その後二人で舞台で発表する時間を取りました。普段「先輩としてしっかり手本を見せろよ~!」と言っても大抵はしっかりやってくれないのですが、学科・法話や鎮魂行でも組み合わせを変えたりする事で、徐々に「世話をする」事に慣れて来たのか、接し方や伝え方も上手くなって来ている気がします。

一昨日の修練時に体験組のお母さん達に手続き等の説明を終え、道衣の注文も済ませて、7月に入ってからですが正式な入門手続きを経て久々に刈谷北道院の「家族」が増えそうです。ただ「増えれば良い」だけではなく、各自にとって有益な取り組みに成り、門信徒同士が支え合って励まし合って向上出来る空間を提供しなければいけませんね。

法形演練では私が体験組に下受と開退を教え、Nさんに道衣組の試験に向けての習熟を御願いしたので、自由練習では担当を入れ替えて私がRちゃんMちゃんに「送巻天秤」と「巻十字小手」を教え、Nさんに体験組とI君を見て頂き、「運歩と下受、その後転身蹴と下受蹴をやって、出来れば内受突も。その他あれこれやって頂いて良いですよ」と御伝えして行いました。

中学生としての忙しさや集中力の散漫さも重なって、ようやく一般二級科目までを伝え終え、尚且つ小学生の時にやり終えていた法形を忘れてしまっている状態で習熟度もなかなか上がって来ないですが、7月末の地区昇級試験までにはもう少しレベルを上げておきたいものです。それでも今日初めて伝えた巻天秤の動きをほぼ再現してくれていて、「そこらの一般有段者よりも遥かに理法を理解しているなあ」と密かに感動です。反対側ではNさんがたっぷり汗をかきながらしっかり指導して下さっていて、「ここまではいけないだろうなあ」と思っていた内受突まで到達し、更に今まで一度も行っていない順突まで教えて下さっていました。その能率の良い指導ぶりにこちらも密か感動です。

休憩中に廊下に地区長さんがいらっしゃったので、先日の地区の回覧板での新入門者募集の告知への御礼を御伝えして、更に隣りの町内でも告知をしたいのでと地区長繋がりで連絡先を御存知ないか伺ったとこら、「多少繋がりも有るから、判ったら連絡するわ」と快諾して下さいました。その時に電話番号を教えて頂こうと私の携帯を「ワン切り」して頂いたら、既に登録されている番号でした。

2014年3月末期限の活動形態の変更。その際に「どうすれば道院を継続出来るだろうか」と町内の同級生に相談したところ、「自分の親戚が以前公民館長をしてた人で、何かアドバイスを貰えるかも知れないよ」と紹介をして貰い電話で相談したら、「私が公民館長をしてた頃は、公民館で葬式もやってたし、私は公民館で結婚式も挙げたよ。一度、市にしっかり確認してみろ」とアドバイスを頂き、刈谷市の許可と泉田町の承認を得て、泉田市民館を修練場所として道院を継続する事が出来ました。その時は電話で報告と御礼を御伝えしただけで顔は拝見してなかったんですが、まさか昨年から地区の役員さんとして関わって頂いていたとは。「あの時は有難うございました。御陰でこうして活動出来ています。これからも宜しく御願いします」と改めて御礼を御伝えしたら、「いいよいいよ、とにかく色々やってみろ」と、熱の無い風貌ながら熱い激励を頂きました。多くの方に支えられて活動が継続出来ているんだなと改めて実感しましたし、その支えに見合った「益」を多くの方に返して行こうとの想いを強くした一日でした。

 

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