10月14日(土)の修練。

本日は専有道場でのスタート。達磨祭と9月頭に一般二級に合格したRちゃんMちゃんの合格証書授与も行いました。

行事の段取りがあまり適確に出来ていない最近ですが、今日は遅れて参座される方が大半でしたので、作務のほとんどをKさんに御願いして、私は達磨祭の段取りと祭祀奉読の練習を。3月の五段受験時に入手した達磨祭祭祀の巻物ですが、1年で今日しか使用しないのでしっかり活用しないと勿体無いですね。今日参座出来る全員が揃うまで、KさんMちゃんの科目の復習や白帯組の学科や来月の刈谷北通信に載せる写真の撮影等、上手く時間を調整しつつ、達磨祭を挙行。先月の入門式でも感じたんですが、儀式時の「厳かな教典の読み方」を何となく掴んだ気がします。導師法話では達磨の経歴・経験や「面壁九年の修行」、「不撓不屈」の在り方を話したのですが、白帯組には1か月前くらいに学科・法話で話した「開祖が金剛禅を創始した理由」が随分助けに成りました。やはり普段行っている読本の読み込みや法話の蓄積が無ければ、儀式の時に何を話しても上手く伝わってはくれませんね。

時間がかなり押しましたが、何とかスケジュールの範囲内でRちゃんMちゃんの合格証書授与を。二人には「当日の感想・今後の抱負・後輩に対してやる気を引き出す一言」を御願いしましたが、例によって例の如くガンガン気合いの入った一言ではなかったものの、それなりに先輩らしい言葉も述べてくれました。

場を変えて易筋行を。今日は白帯組は受身の練習を集中的に行おうと思いましたが、専有道場での門信徒達の有り様を見て、やはり相対演練の時間を取ろうと基本演練の時間を長めに取りました。単独での突き蹴り受けが満足に出来ていないと相対演練もままなりませんが、逆に単独でやっていても受けの意識や体構や身体操作の意識も育ち難いメンバーも多い様で、仲間意識の醸成も含めてレベルや体格の違う相手でも組ませてやってみました。なかなかに良い雰囲気だった様に思います。

私が白帯組に受身を教えている間に、NさんKさんRちゃんで一般級科目の復習を。中学生女子の二人もどんどん忙しくなって来るでしょうから、参座出来た時に新しい法形の習熟は勿論、過去に出てきた法形の復習も上手くやって行きたいところです。折角のレベルを維持しつつ、更に積み上げをしていきたいですしね。今日白帯全員に「横転より起き上がり」を説明出来たんですが、割りと皆理解度・再現度が高かったです。個々によって集中力も習熟度も違いますし、次の参座の時に覚えているかは怪しいものですが、練習しては集めてポイントの説明・また練習しては集めてポイントの説明と繰り返した事で、皆が結構上手く出来る様になった気がします。最後に10月入門予定のMちゃんと茶帯のRちゃんに皆の前で「手本」として発表して貰いましたが、全員にRちゃんの受身の上手さが理解出来るくらいのレベルには挙がって来た様です。易筋行の締めに振子突6本を全員でやった際、Rちゃんがタラタラしていたので前に出て号令を掛けて貰いました。これがなかなか良く、皆のテンションが揚がった状態で修練を切り上げ作務に移る事が出来ました。

 

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