9月1日(土)の修練。

本日も泉田市民館での修練。暦も9月に入り、若干涼しくなり雨の影響もあって、今日はクーラーは必要無いかなと期待していたのですが、ホールに入った瞬間のムッとする暑さに、クーラーの終日使用を決断しました(笑)。

今日は、今月23日に地区昇級試験での初の受験を予定している、小5女子のKちゃん・Mちゃんの習熟を目指しての修練内容としました。5月・7月と二度の受験予定を延期したKちゃん・Mちゃんですが、なかなか意欲・集中力・技量が上がって来ません。最初の試験だから、それほど硬く考えなくても、という面もあるでしょうが、同時期に入門して先に少年八級に合格した小3男子4人の成長を見ても、適当に流してしまうのも良くないなとも感じます。結果はともかく、残り3週間で少しでもレベルを上げておきたいところです。しかし「拳禅一如」という言葉通り、心構えの整っていない人間がどれだけ練習回数を重ねても、身体の動きの成長は乏しくなるんだなと、改めて実感します。運動神経の良し悪しやらとは違う、単なるスポーツではない修行を目指すなら、人間性も含めた精神面にも目を向けて行かないといけないのでしょうね。

毎年夏の暑さが話題になるこの季節。「毎年毎年、『稀に見る暑さ』って言ってるよな」と思ってしまうのですが、今年の暑さはやはり「異常」だった様で。御会いした地区長さんから、泉田町内での御不幸が例年の倍近くになるとのお話を伺いました。また7月くらいから小3男子のK君が、毎回「お腹が痛い」とトイレに頻繁に行くようになりました。プレッシャーに弱い面もあるK君なので、「少林寺拳法をやる事がストレスなのかな?」と心配になりますが、聞いてみると暑さから冷たいジュース・アイスを食べてばかりで、下し気味だそうです(笑)。少し安心しつつ、今日も万全ではない状態ながら参座してくれたので、無理せず休憩を入れさせながら身体を動かしました。途中、雨で少年野球の試合が中止になり参座してくれたR君も、「頭が痛い」と言い出し、二人揃って受身の練習用に準備した座布団にくるまって休憩です。体調が悪くても、気分がノラなくても参座して、鎮魂行や学科・法話等、やれる事だけでもやったり、回復してきたら易筋行に交ざったり、と。辛いからやらないという選択をするのではなく、状態や結果が悪くとも、意識を高めて行動し続けてこそ、長い目で見ての自身の成長を期待できるのだと、「行動禅」という言葉を出しながら皆に伝えました。

自由練習でも、少年六級の内容に相当する動きを反復します。やったらすぐ忘れ、またやってはまた忘れ、という人間が多いのですが、まずは繰り返しやるしかないでしょう。今日は「十字足退」の説明に時間を割けたのは大きかった様に思います。それも「流水蹴」から続けて説明・練習したのでは理解・再現できない人間がいるのも、残念ながら現実です。「じゃあ、分けてやるか」と「十字足退」だけ取り出して練習したところ、再現度は多少上がりました。出来る様になったらなったで、出来ていない部分が気になってしまいますが、これも、習熟を目指して繰り返し行うしかありません。少しでもレベルを上げられる様な工夫をしつつ、それぞれの「自分でやる」という意識を少しでも高めていきたいものです。

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