10月13日(日)、道院修練(一般のみの易筋行)。

本日は、専有道場での一般のみの易筋行。Nさん・W先生と、技術の探究に励みます。

昨日の刈谷北道院の修練は、台風の影響を考え、大事を取ってお休みとしました。この「一般のみの易筋行」も「月1回は厳しいから、3ヶ月に1回くらいはやりたいですね」と言っていて、なかなかコンスタントには出来ません。今回の台風で被害に遭われた方もそうでない方も、「弛まざる精進」を継続するのも簡単ではありません。今、鍛錬に励める事を感謝して、精一杯やらないといけませんね。

久々開催の今日も、級科目の復習・有段科目の習熟・リクエストに応じて探究~のパターンで行こうと考えていましたが、W先生から「歩き方の練習」というリクエストが。年々現代日本人の運動量が減少し、立つ事・歩く事が出来ない人が増えている状況があるといわれます。そんな中で少林寺拳法の指導をするとなると、考えなきゃいけない事も多く生まれて来ます。と言って、「歩く練習」でのネタも無いので、運歩や膝の抜きが関連しそうな方形を幾つか。「上受突(表)」を膝を絞る運歩で行うパターンと、軸の回転で行うパターンで。「開身突」や「打上突」でも同様に行いました。

柔法では、「切抜」や「片手寄抜」で、運歩と共に円流での力の伝達をイメージします。「送小手」の復習の後に、両手寄抜の鍵手守法やその後の崩しをあれこれ試します。力の伝達を、手先だけで行うか、運歩も含めた下半身をイメージするかで、その後の型の作りが変わって来ます。

崩しのイメージを高めた上で、今度は居捕りの法形で運歩を外して行います。運歩が無いと体捌きの重要さが際立って来ますし、運歩は無いものの、足の捌きは必要です。居捕りの状態での力の伝達が見えて来ると、立ち合いでの法形が面白くなって来ます。技術の難しさでもあり、面白さでもある部分を、多くの人達に伝えられると良いなと思いながら、半年ぶりの「一般のみの易筋行」を締め括りました。

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