10月19日(土)の修練。

本日は、専有道場でスタート。先週開催予定の達磨祭を台風で延期した為、本日行います。

先週の時点で、今週は専有道場での達磨祭でスタートとの連絡を回していたのですが、昨日の時点で副道院長のNさんから、「風邪をこじらせた為、欠席」との連絡が。専有道場からの移動の車や、儀式・行事の際の司会進行や撮影係で、常にNさんに頼っているので、前日の時点で他の保護者の方に、移動の車の協力を打診します。朝には複数の協力の声があり、断らなければいけない状態でしたし、結果的にはHさんが多人数乗れる車で参座して下さった為、急遽保護者の方の協力をお断りした程でした。力を貸して頂ける事が当たり前ではありませんので、しっかり感謝した上で、連絡・相談も的確に行いたいものです。

ちょっとした想定外の出来事があり、達磨祭の開始が30分近く遅れる事に。移動の時間もあるのですが、慌てて行事をこなすのもつまらないと思い、導師法話も含めて、ゆっくり丁寧に行います。導師法話の内容も、この2週間程の「学科・法話」の時間を達磨に関連する事にしておいたので、例年よりも深く伝わり易かったようにな気がします。丁寧にやっているつもりでも、いざやっていると、様々な「抜け」やほころびが出て来ます。それをしっかり埋めつつも、行動する事を恐れない様にはしたいものです。

場を変えて、易筋行を。

移動した最初は、私があれこれ段取りをしている間、修練が始まらなかったりするのですが、今日は全員に準備運動と基本演練で、何か一つ自分でやる事を決め、号令とアドバイスをして貰う事にしました。今まではあまり役割を振っていなかったのですが、特に基本演練ではちょくちょく前に出て、号令を掛けて貰おうと思います。それによって胆力を身に付けると共に、人に手本を示す意識と、その為に常に自己点検をしておく習慣が身に付けばと思いますが、なかなか全員の意識は高まらないでしょう。それでも挙げられる人間は挙げられるでしょうから、そこに期待です。

易筋行の時間も短めになってしまったので、今日は「上受突」の身体操作を中心に行いました。開足中段構で行った事を、レの字で運歩を付けて。一人で高めた動きを相対で行う事で、また一人の動きの問題点が見えてきます。それを繰り返す事で、徐々にでも技術レベルを挙げていって欲しいものです。

今日は「お茶の時間」をカットして、専有道場で行えなかった合格証書授与を。欠席者が多く全員では行えなかったですが、第1弾としてKちゃん・R君を。二人共、普段の修練では中心になって頑張ってくれていますが、合格証書授与の際の「当日の感想・今後の抱負・後輩へのアドバイスや先輩への御礼」では、二人とも良い言葉を残してくれました。特に、少年五級に合格したKちゃんは、これまであまり「先輩らしさを見せよう」という意識が無かったのですが、「最上級生」に相応しい振舞いを見せてくれましたので、また今後が楽しみです。

作務を終え、お菓子を分配して皆が帰った後に、ある保護者の方から相談事が有りました。W先生と一緒に1時間程お話を伺いましたが、普段の指導の在り方や態度・言葉を顧みる良い機会となりました。如何に相手の支えになる為に、頭を使い身体を使うか。大変な事ではありますが、やる意義を感じて帰路に着けました。

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