3月6日(土)の修練。

本日も、泉田市民館での修練。冷たい風は吹くものの、暖かな陽気が続く中で鍛錬に励みます。

いつの間にか季節は廻り、暖かさが増して来るに伴い、花粉が多く飛ぶ季節に。マスクの下で、グズグズ音を立てている人も増えて来ました。体験中のH君のお父さんが、送迎された時に「花粉症なので、鼻水が出てますが」と伝えて下さり、「何で、わざわざ教えてくれたのかな?」と思いましたが、まだまだコロナウイルスの感染が心配される世情ですので、「コロナじゃなくて、花粉症ですよ」と伝える配慮も必要なんでしょうね。私自身はほぼ気にしていないのですが、逆に参座してくれている人や、保護者の方・世間の人達に心配させない修練や振舞いの在り方も考慮するべきなんでしょう。

今日も、ゲーム的に身体を動かす時間と、基本の技術を伝える時間を織り交ぜて、修練を構築します。まずは「身体を動かす」事を積極的に且つ楽しんで貰えれば良いですが、その瞬間の集中の仕方や話の聞き方でも、各自の違いや課題が有ります。それを指摘されて、修正しようとする人もいれば、ただ言われて終わる人もいます。それぞれに適したタイミング・角度・種類・頻度を、的確に把握・判断していきたいものです。

体験中のメンバーにも、そろそろ受け方や運歩を伝え始めていますが、全員が同じ日に顔を揃える事がほぼありませんので、人によっては同じ内容を繰り返す事に成ります。ただ1回2回で習熟する訳では無く、同じ内容を反復して上達していかなければいけない事を考えれば、逆にこの時間は貴重であり重要です。それは既に入門している人達にとっても同じですので、その時間をどう取り組むか。「先輩」達の在り方にも、万全では無い面が多く存在しますので、その部分を強化する事も意識していきたいですね。

学科・法話の時間に、届けられた「あ・うん」を配布しましたが、体験組にも全員渡すと冊数が足りません。これまでは一家に1冊ずつ配り、余った「あ・うん」や連盟の会報と、読み込んだ数年前の会報にチラシを挟み、近隣地区でのポスティングをしていましたが、現在体験入門中のメンバーが正式に入門してくれた際は、冊数を増やす事も考えなければいけないかも知れませんね。

今日は前半の声掛けのトーンを明るめにし、後半はやや厳しめにしてみました。明るめのトーンでは、積極的に楽し気に取り組んでくれる反面、集中出来ない人・浮かれて適当に手を抜く人が増えます。逆に、厳しめのトーンが続くと委縮する人が出て来ますが、そんな瞬間でも集中して積極的に取り組む人はいます。さじ加減は大事だなと思いつつも、終盤の雰囲気が暗かったので、急遽「締め」に空乱を実施。最初は「当たらない間合い」で動きを慣らし、初の乱捕りに戸惑っていた体験組も繰り返すうちに良い動きになっていきます。徐々に間合いを詰め、最終的に「当たる間合いで50%で」と言って始めましたが、加減が出来るレベルではない事と共に、道衣組も「後輩に負けたくない」と思うのか、普段集中力の無い小3のY君やA君も、全く加減していない動きでやり合います。結果、脛がぶつかって痛がったり、自分より低いレベルの相手に加減をしない精神性に「良くないね~」と思いつつ、「負けたくない」と思えない人間に、何を教えても意味が無いだろうとも思います。

最後に、しっかり加減をして取り組んでいた緑帯のI君・H君の名前を挙げ、「あなた達は50%で良いよ。他の人は考えてやってないから30%ね」と伝えて始めると、皆が相手を観て動く事を意識していましたので、最後に気持ちのノった状態で締める事が出来ました。技術レベルもしっかり挙げつつ、意識と精神面もしっかり高められる修練の在り方を、常に模索していきたいものです。

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