9月11日(土)の修練。

本日も、泉田市民館での修練。雨が強く降ったかと思えば、快晴となりぐんぐん気温が上がる不思議な気候の中、鍛錬に励みます。

7月・8月の小中学校の夏休み期間中、平日の修練日を「夏休み武道体験会」として、近隣地域からの体験者を受け入れていたのですが、その参加者の1人である築地町在住の小3男子E君が、正式に入門を希望してくれました。9月中を体験入門期間として頂き、今日初めての土曜日の修練への参座です。運動能力もそこそこあり、何より素直な性格と話の聞き方の良さが有るので、説明を聞いた後の身体の動かし方の進歩が、既に入門している人よりも高いぐらいのものがあります。それだけの意欲と興味を少林寺拳法に対して抱いてくれていますので、大事に育てて行かないといけませんね。

体験者がいる時は、修練の内容も平易なものになりがちですが、1ヶ月強週1回参座してくれていたE君には、新しい内容も覚えて貰おうと、少し難しい事にもチャレンジして貰っています。それにより、今月初の昇級試験を予定している小2のA君や、今月の一般三級受験を11月に延期した中1I君の習熟の為の内容も組み込む事が出来ます。今日は基本演練では、上受と順突・順蹴を様々なパターンで織り込みました

学科・法話の時間には自己紹介もして貰いましたが、刈谷市北部に在る小中学校7校の内の5校に分かれて、ちょぼちょぼとながら在籍者が居てくれるのは有り難い事で。今回のE君は、4月入門のR君と学年もクラスも同じであると言う事もありますので、お互いが刺激し合って進歩してくれると良いですね。また3年前の地区長さんの御力添えで、近隣の一ツ木町でも回覧板で告知させて頂ける事に成り、更にその一ツ木町の地区長さんからの口添えで2年前から回覧板告知が実現した築地町から、数多くの問い合わせを頂いています。自分達の「為すべき事」にしっかり取り組みつつ、既存のコミュニティと連携を取る事も、布教活動・普及拡大の両面から見ても、重要であると感じます。

キックミットでの当身、鎮魂行を終え、暫しの休憩を挟んで、自由練習へ。4つのグループに分け、各単位での習熟を図ります。それぞれの組み合わせで万全の取り組みとはいきませんが、それなりにコミュニケーションを取って進めています。今日は、いつもはスイミングに行く為に15時で早上がりをするR君が、最後まで参座出来る日でしたので、先月混入して貰って1度も使っていなかった拳法とすね当てを使用する内容に。相手の攻撃に対して、順突・順蹴でカウンターを取る練習を組み込みました。その間合いとタイミングを反復しておいて内受突に入ると、精神的にも体裁き的にも少し余裕が出来ます。その後の攻撃を限定しての連反攻に進むと、皆の動きもスムースに成って来ますし、何よりテンションが挙がって来るのが良いところ。最後の上段突での気合い出しも、かなりの気持ちの張りが出されていました。

各種事情で、まだまだ十分な修練が確保出来る訳ではありませんが、それぞれの環境で「精一杯取り組む」事こそが、「修行」の根幹であろう事を考えると、この「気合い出し」のレベルを少しでも高めて行こうとの想いを強くし、帰路に着きました。

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