9月4日(土)の修練。

本日も、泉田市民館での修練。9月に入り、徐々に涼しさを感じる様になった季節の移り変わりを感じながら、鍛錬に励みます。

気温も然程上がらず、程良い風も吹いていたので、「今日は、冷房代を使わずに済みそうだな」とほくそ笑んでいましたが、今にも雨の降り出しそうな曇り空から及ぼされる湿気で、どんどん蒸し暑さと不快指数が挙がっていき、結局空調設備に100円玉を入れる事に。窓を全開にした状態ながら、冷房を効かせてより快適に動ける状況を作りましたので、その分しっかりと習熟度を挙げて行きたいものです。

今日は、易筋行の順番を丸っきり変えて、スタートからグループ分けをしての「全転換」の復習と、「半転換」の指導を。2つのポイントを伝えた後に、緑帯3人を中心に進めて貰いますが、それぞれの組み合わせでコミュニケーションを取り、工夫をしながら取り組んでいます。後は、アドバイスを貰っている側の白帯組が、自分が「伝える側」に立った時の事をイメージ出来ているかも需要ですが、徐々にながらその意識も育んで欲しいものです。

今月末に、小2のA君の少年八級の審査を予定していますが、その前の学科宿題で若干手こずっています。再提出となる今日も、先週再度説明した事とは全く違う内容で提出して来ましたが、違う観点から見れば「よくこの内容でこれだけ書けたな」と驚く部分もあり、再々提出にはなったものの、今月末の審査を正式に決めようと思います。その審査当日までに、そもそもの話の聞き方や取り組み方の面で、もう少し質を高めていかないといけないなとは思いましたが、上手く本人の意識を高めつつ、周囲の面々にもサポートの練習をしてもあろうと思います。

このA君同様に、現在週1回しか参座していない面々には、家で「自宅修練」で習熟度を挙げる様に伝えてありますが、週2回参座している小4白帯のA君にも、家で再確認した上で、次の参座に備える様に伝えました。昨年11月に入門し、そろそろ1年が経ちますが、自分自身の身体の動きを客観的に意識し、左右や前後の区別を判断する事が極度に苦手なA君は、少年六級受験の為に履修する必要の有る科目を、名前だけで瞬時に判断出来ない状態のままです。時間が掛かるなら、他人との競争ではなく自分のペースに適した時間を掛けてくれれば良いですが、本人に聞くと後輩に抜かれていくのは嫌な様でしたので、「他人に指示された事をただやるのではなく、自分に必要な事は自分で考えて、自分で取り組む様に」と伝えましたが、どの程度響きましたか。「自分のやりたい事」しかやらない傾向が強いA君ですが、手にしたいものがあるなら、それに必要な精進はして貰う事にしましょう。

自由練習では、各習熟度に合わせた組み合わせで。9月受験予定を11月以降に延期した中1緑帯のI君も、8月中に小5緑帯のH君と詰めて科目を進めたので、段々一般三級を受験するに相応しい動きには成って来ました。小4A君と同様に、自分の動きの客観視や、左右前後の判断が苦手なI君ですから、こちらも時間が掛かりますが、逆に茶帯目前まで高めて来られましたので、A君にも可能性は有るでしょう。「自分が苦しんだ分、同じ様に苦戦しているA君に、してあげられるアドバイスはする様に」と、I君には伝えましたが、今後は自分のレベルアップだけえなく、後輩への指導でも質を高めて行って欲しいものです。

自由練習後半では、拳サポーターとすね当てを着けての運用法を。8月頭の「強化練習2021」の後に、各自の負担で防具を購入して貰いましたが、皆着けて練習したくて、ウズウズしているのが見て取れます。また易筋行の中でも、運用法や乱捕りを皆が好みますので、怪我の無い様に気を付けつつ、技術の向上を楽しんで行きたいと思います。

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