5月11日(土)の修練。

本日は、専有道場からのスタート。夏を感じさせる暑さの中、鍛錬に励みます。

今日は専有道場で開祖忌法要を予行する予定で、グループLINEで事前に参座の有無や送迎への協力を確認していたのですが、副道院長のNさんが急遽出勤と成り、送迎の役割りを普段土曜日はスイミングに行っていてあまり専有道場に来られない小3白帯のRちゃんのお母さんに御願いしました。

作務を終え、早々に開祖忌法要に。相変わらず段取りはグダグダでしたが、導師法話に入る前に時間を確認し、深い内容にしようと敗戦直後の満州での事例や開祖の帰国後の話を交えて法話を構成。昨年10月入門で初めて開祖忌法要に列席したRちゃんや、今月入門に向けて手続き中のSさん。普段あまり集中して話を聞く事の出来ない小4七級のA君が、シリアスな話の内容に真剣な面持ちで聞いていました。

場を変えて、易筋行を。その前に市民館から参座した先月の昇格考試で准拳士初段に合格した中2のH君に允可状と黒帯の授与を行いました。「長く話して良いよ」と伝えたH君の当日の感想。普段あまり饒舌に話すタイプではないH君が、緊張していた朝の様子や学科試験や技術審査の模様を解り易く話してくれて、聞いている後輩達にも臨終感も伝わっていた様に思います。人間的にも今回の試験で成長した様に感じるH君。引き続き自身の精進にも励みつつ、「後輩の面倒」をみて「支える役目」も担って行って欲しいものです。

自由練習では、月末の地区合同昇級試験で少年五級を受験する予定のA君の予備審査を中1四級のA君に相手をして貰って行い、他の面々はH君に指揮をして貰って各自の習熟に励みます。H君に次ぐ拳歴としては2人のA君達が最も長く在籍してくれているのですが、そもそも人の話を聞く事の出来ない2人は、進歩にも時間が掛かりますし、その水準もなかなか高く成りません。成長に対する意欲としては余程白帯の人達の方が高いぐらいですので、試験と言う節目の時には少し厳しめにして、自発的意欲を刺激します。実際には、人から叱られないとやる気に成れない人間ではいけないのですが、周囲を刺激をくれる内にやる気に成って欲しいものです。

終了少し前に、キックミットを使用しての当身を。姿勢やフォームの大切さを伝えながら反復しますが、これらも意識してやれる人とそうでない人がいます。保護者の方に来て貰っての発表もキックミットを使用しての「逆突」を。細かいポイントは保護者の方には解り難いでしょうが、雰囲気や空気で自分達の子供が成長・進歩しているかは感じ取る事が出来るでしょう。少しでも興味と関心を抱いて頂けるこの時間も上手く活用し、充実した修行の空間を創っていきたいものです。

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