8月23日(土)の修練。 | 刈谷北道院

8月23日(土)の修練。

本日も、泉田市民館での修練。お盆休みを明けても変わらない暑さの中、鍛錬に励みます。

1週間のお盆休みを経て、修練を再開した今週。まだ帰省中だったり体調不良だったりで、少ない参座者が更に少なくなるのですが、冷房代をもったいなく感じつつも、全く抵抗無くクーラーにコインインします。

今日は中3初段のH君と小6三級のA君の2人の参座でしたので、A君の年度末3月の少年二級受験に向けての習熟に集中出来る貴重な日。単演の復習からスタートしますが、A君も既に天地拳を全て覚え、火曜日には一般で覚えるラストの「紅卍拳」の練習を始め、今日はラストまで進めました。体捌きに関するイメージがまだまだ掴めていないのと、常々学科・法話の時間に伝えている「腰を立てる」と言う事をやって来なかったA君は、どうしても動いた瞬間に「軸の意識」が弱かったり、腰が浮いて上半身の力みが強く成ったりします。

それでも既に単演全てを教わる段階まで来られた事は大したものですし、最近は自分で復習したり、座布団の使い方を意識して腰を立てる瞬間もありますので、今後に期待ですね。

法形演練も少年二級科目の習熟に当てます。火曜日に教わった事を復習せずに臨んでいますので。精度は当然低く成りますが「この時間が勿体無いから、家で復習しとけって言ってるよね」と言うと、苦笑いしながら習熟を続けますので、徐々にながら「言われている事」と「やるべき事」が繋がって来ている様です。学科・法話の時間でも、「修行の心得」8個や「当身の五要素」等を覚えようとする姿勢が見えます。ただ、その間「話を聞いている」かと言えば聞いていないので、「先輩として手本を示す」と言う事には繋がって来ないので、この辺りが今後のA君の課題とも言えるでしょう。

今日、少年二級科目を全て履修する手もありましたが、自由練習後半にH君の二段科目の復習にも当てたかったので、今日の本題「片手送小手」に。「相手に背中に向けて引っ張り込む」クセが強いA君には、「肩を送る」と言う動作のイメージがなかなか掴めない様で。それも上手く出来ないと、ふてくされてダラダラする傾向も強いので、進歩もその分足踏みします。今日も相変わらずの「甘えん坊さんモード」でしたが、手本を見せて・掛けて・掛けられてを繰り返し、何とか向上を目指します。

「手で掛けるな!」、「膝を使う!」、「身体を傾けるな!」と様々な注意を受けながら繰り返し行いますが、途中A君が泣きそうな表情で顔を歪める瞬間がありました。「ああ、やろうとしている事が上手く出来なくて、辛いんだな」と、ダラダラやっている様で「上手く成りたい」と言う気持ちは持って取り組んでいる様で、「その辛さに負けるなよ~!」と思いながら、習熟を続けます。相手をしているH君もアドバイスをしたり、掛ける方向に導いてくれてりして、A君も「片手送小手」のトータルイメージが掴める段階まで来ました。その後に行った前半の科目の復習で、全く違う動きをするA君に、H君も「お前なあ」と呆れ気味でしたが、A君に「あなたの後輩はもっと覚えが悪いから、あなたがしっかり手本を示せる様に成らんとな」と伝えると、照れ笑いしながら返事をします。

自由練習の時間も残り少なく成ったので、二段科目の復習ではなく「理法の体験」を。両手を掴ませた状態から相手を浮かせて投げる感覚を繰り返しますが、徐々にA君も「相手を楽に投げる」感覚を体感出来て来た様で、それに連れて「投げられる」感覚も変わって来ました。自分がそれをやれている事に、ややポカンとした表情も見せていましたが、やはり相手を上手く投げられると楽しい様で。締めの時間には機嫌は良くなっていました。

今日もA君の妹のNちゃんが、元気に走り回りながら作務も手伝ってくれて、嬉しそうにお菓子や地区から頂いた棒アイスを受け取っていきました。自分自身がやるべき事にしっかり取り組む。辛く苦しい瞬間にも負けずに踏ん張り、成長した自分を以て他の人の支えをする。そんな人材が育つ空間が出来つつある流れも感じます。自分が先輩に手間を掛けさせた分、後輩の為に手間や時間を費やせる。そんな人が集う、育つ空間にしたいものです。

いいね!>> いいね! 8 人
読み込み中...