所属長の皆様へ
合掌
所属長の皆様におかれましてはよき年をお迎えのことと心よりお慶び申し上げます。
旧年中は県連運営・県教区運営、そしてUNITY運営委員会(昇格・武専)に対して様々なご指導・ご協力をいただきありがとうございました。
特に、11月23・24日に愛知県では15年ぶりの開催となりました「2019年少林寺拳法全国大会inあいち」(スカイホール豊田)に対して絶大なるご協力をいただきました。大会後に各方面から寄せられた大会運営に対する評価はどれも温かく、まずは主管連盟としての責任を果たせたことに安堵しています。あらためて関係各位のご協力に心より感謝申し上げます。ありがとうございました。
さて、振り返れば昨年も世界各地で紛争や自然災害の絶えない一年でした。世界規模で生み出される「格差」と「分断」の波は一層激しさを増し、他を受け容れない風潮は年々拡大の一途を辿っています。「今・ここ・私」に象徴される〇〇ファーストが世界中に溢れています。そんな中、新年早々世界に激震が走りました。アメリカーイランが一触即発の状況に陥っています。今後、攻撃と反撃の連鎖で両国は限りなく直接対決に近づくことが懸念されています。しかし、これも専門家の見立てでいけばアメリカ・トランプ大統領の大統領選再選絡みの一手とみる向きも多く、真偽はわかりませんがとんでもない公私混同ととれなくもありません。アメリカの大義はあるのか否か?「動機善なりや 私心なかりしか」はここでも問われているのではないでしょうか。
昨年末の28日、本山主催で東海四県教区の意見交換会が名古屋市内で開催されました。組織が抱える課題の共有と近隣組織の連携を目的に開催されたものです。42年間超に及んだ宗由貴・第二世師家に代わって2020年初から宗昂馬・第三世師家がグループの先頭に立たれました。『世界で一つの少林寺拳法』が社会で果たすことのできる役割をこれまで以上に発揮していくためにも地方組織の活動内容、活性化が求められます。グループ内各組織の役割をもう一度我々自身が整理していく必要がありますが、核となるのは各所属の活動内容であることは言うまでもありません。各所属を“点”に例えるなら県連・県教区は“面”の活動です。“点”を“面”に繋げる活動、月1回の所属長会議はそのための根幹をなす機会だと捉えています。この組織に所属する限りは方向性を合わせること、そのためのコミュニケーションはとても重要です。県内各ブロックや各小教区活動にもかなりの温度差があるのも事実です。まずは月1回、顔を合わして意見を交わすところから始めてみませんか。
昨年の全国大会テーマは『原点回帰』でした。少なくとも開祖の「思い」「志」に共鳴して今の活動があるわけですから、原点を見つめ直して再スタートを切ろうではありませんか。
本年も、試行錯誤を繰り返しながらの取組みとなりますが、皆様との十分な対話を心掛けてこれまで以上に風通しの良い、そして柔軟な組織運営を目指していきます。
愛知県連盟・愛知県教区にとって充実した一年となるよう引き続き皆様のご理解・ご協力をお願い致します。
再拝
2020年1月吉日
愛知県連盟理事長 多月 文博
愛知県教区教区長 林 正義
※少林寺拳法“グループ愛知”ポータルサイト構築計画に伴い以下のサイトが立上っています。
(愛知県連盟サイト:http://shorinji-aichi.jp/wp/kenrenにて紹介)
■11支部サイト掲載(スポーツ少年団・大学・実業団)
(愛知県教区サイト:http://shorinji-aichi.jp/wp/kyoukuにて紹介)
■59道院サイト掲載