7月15日(日)、7月度道院修練(一般のみの易筋行)。

本日は、専有道場での月1の易筋行の日。5月末にKさんが転籍して下さった事で、コンスタントに開催出来る様になり、この縁に感謝しつつ、鍛錬・探究に励みます。

今週頭からの連日の猛暑により、専有道場でもクーラーを点けなければ、とても動く気にもなりません。最低アンペアの為、ヒューズがとばない様にどの温度まで下げられるか試しつつ、一般五級科目の復習から始めます。一般五級は剛法の蹴り反撃が多く、これぞ普段言っている「軸の意識」が大事になって来る内容。「流水蹴」の後・前、「上受蹴」の表・裏、「下受蹴」の逆・順と、構えや間合い、丹田の向き等も気を付けて習熟に務めます。級の科目が出来なければ、その応用の有段科目は出来ないでしょうし、級科目で手足の動きで終始してしまっている人は、上の段階に上がっても、手足を一生縣命動かすだけになってしまうでしょう。体捌・足捌・手足の動きと、いずれも難しさが付き纏いますが、そこを丁寧に練り上げていきたいものです。

若干、受けが手で叩きにいってしまうKさんに、「下受蹴」で全く腕を動かさずに、体捌きだけで「逆転身蹴」の様に守る練習をして貰ったところ、受け手の叩きが減りました。ただ法形を繰り返すだけではなく、部分を特化した上で身体に染み込ませていく方法も効果的な様です。

中盤は、私とNさんの泉田町盆踊り大会での演武の確認を3人で行いました。その構成に出て来る法形を取り出して練習しようと予定していたのですが、「閂片手投」の時点でバックダウンの投げ技の原理の確認に移行。しかも最終的には、「閂片手投」への繋ぎに無理が有ったので、「逆天秤」に変更する事になり、フロントダウンの投げ技に代わってしまいましたが、まあそんな変更もあってよいでしょう(笑)。

易筋行の途中で、急遽Kさんへのお客さんが専有道場に登場。全く少林寺拳法に縁もゆかりも無い方が、刈谷北道院の専有道場で仕事の話をされている事に、「これも最近本山がしきりに推奨している、専有道場の解放になるかな」と一人でほくそえんでいましたが、実際問題少林寺拳法に興味の無い方と関わった時に、如何に興味と関心を持って頂こうかという意識が有る方が、いざ興味を持って体験に来た方に「本格的にやってみようか」という気にもなって頂けるでしょう。「関係無い奴が来ちゃったなあ」と面倒に思うのではなく、次に活きる立ち居振舞いが出来ないといけないなと考えつつ、Nさんと原理の体感を。どんな動きをする時も、その人の意識が何処に向いているかで、力の伝わり方が違って来る事とを体感。その意識を持ちつつ、演武の確認をしつつしていて、残り10分の時点でKさんが復帰されたので、「下受順蹴」を復習して、充実した易筋行を切り上げました。

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