9月16日(日)、9月度道院修練(一般のみの易筋行)。

本日は、2ヵ月ぶりの専有道場での一般のみの易筋行。それぞれにあれこれ用事で忙しい中、皆で集まって研鑽に励みます。

昨日・今日と、あれこれ「抜け」の多い状態でして、昨日はデジカメの中にSDカードを入れ忘れていたり、合格証書授与後のMちゃんの写真を撮るのを忘れていたり。今日は、家を出て車に乗ってからマンションの鍵を持っていない事に気付き、引き返して再度向かった為、到着が5分ほど遅れ。いつも早めに到着しているKさんに、メールで遅れる事を伝えたのですが、逆にいつもやや遅れて参座されるNさんの車が駐車場に停まっているのを見掛けて、慌てて走って向かうと、携帯を見ながらマンションから離れて行くNさんの姿が。何とか追い付いて、易筋行のスタートです。

メールを送ったKさんから返信が無く、時間になっても現れなかったので、「夜勤明けで寝過ごしてるかな?」と思い電話をすると、寝起きの声で「誰ですか?」と(笑)。今日は少導師に補任されたKさんに辞令も交付したかったので、寝起きながら来て頂く事にし、それまでの間にNさんとKさんの演武の構成を、Nさんと合わせながら教えて頂く時間を取りました。

ちょうど6構成を私が理解出来た頃に、Kさんが到着。昨日のNさん・Kさんの演武の合わせを観ていて、Kさんの下半身の使い方が硬かったなと思い、今日は「膝の抜き」をテーマに行おうと、四級科目の「突抜」と「打受突」から。如何に力まず、且つ使う部分は然るべき角度で然るべきタイミングで使う。ややこしく難しい部分ではありますが、型を通じて身体操作を練り上げるには、級科目の習熟は実に良い教材です。中拳士三段ながら、級科目の練り上げをほとんどして来なかったであろうKさんは、どうしても上半身が先行して動き、動きが固まる瞬間がありますが、夜勤明けで疲労も蓄積しているであろう中でも、熱心に取り組んで下さいます。

10時半も過ぎた頃に、地元での草取りを終えたW先生とHさんが到着。「皆、忙しいなぁ」と、そんな中でも足を運んで頂けた事を嬉しく思いながら、「切抜」と先日I君と練習していて「これにも膝の抜きが使えるな」と思った「千鳥返」を、燕返と先週の大垣での三県合同武専でも練習した「三日月返」も絡めて行いました。正中線をしっかり立てながら、下半身を柔らかく使う事で、上半身の力を抜きつつ速く強く使う。簡単ではないですが、是非目指して取り組みたい境地です。

今日は、8月1日付で権中導師に補任されたHさんと、少導師に補任されたKさんに辞令を交付する日としていたのですが、皆が練習している間に法衣を着ようとしたら、置きっ放しにしてあるはずの法衣の入れ物が見当たりません。後々7月に小教区の行事で使って、そのまま家に置いてあるなと思い出しましたが、「抜け」の多さに自分でもがっかりです。が、辞令交付の際の法話でも「自分なりのペースとやり方での、伝道に取り組む意識」について話そうと思っていましたので、「まあこれが、身の丈に合ったとレベルかな」と納得させながら、辞令を手渡し法話を10分程。何か偉そうな事を言える人間でもなければ、実績が有る訳でもないですが、臨席された皆さんが何か良いきっかけにしてくれればと思いながら話し、道院修練を締めくくりました。

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