9月22日(土)の修練。

本日も泉田市民館での修練。この数日、いきなり涼しくなったと思えば、今日は昼前から急に暑くなり、窓から入ってくる風を頼りに、鍛錬に励みます。

今日はNさん・Kさん・Hさんがお休みされる予定で、少ない一般が更に少なくなる状況が予想されましたので、参座したメンバーで、全員で同じ事をやる時間と、個々の組み合わせでやる事を変えて、私が全体を回る事をイメージして修練に入りました。実際には、全員が同じタイミングで来る訳ではないので、イメージ通りには進みませんが、極力全員の意識を高める事と、自発的・積極的に動く事を重視して進めました。

まずは、開足中段構からの蹴上を、組んでお互いの良い部分・直す部分を見付ける練習を。良い部分にしろ、直す部分にしろ、意識するべきポイントが認識出来ていないと、見付ける事は出来ません。普段から伝えているポイントを、皆がどれだけ理解し、意識して再現しようとしているか。一人一人のレベルを把握する良い機会となりました。その後、10月入門予定のS君・H君に、ウォーミングアップでやっている事を覚えて貰う時間も取りました。二人に説明しつつ、既に入門している人達には、この動きが少林寺拳法のどの動きに通じるものなのかを、説明。それを理解し、意識してやれるかはその人次第ですが、まずは伝える努力・工夫はしておきたいものですが、新入門者の誕生は、既に入門している人達に、改めて伝える良い機会となります。基本演練の最後は、皆でダッシュやリレーをする時間を。小学生は、何故か皆この時間が好きですね。これぐらいの積極性とテンションで、小難しい動きもやって欲しいものです(笑)。

今日は、手続き前に欲しいと所望していたS君・H君の道衣も届いた為、学科・法話の後に、お古の帯と肩章と共に道衣を渡して初着用。二人共、テンションは変わらないもの、ニンマリした笑顔を見せてくれます(笑)。法形演練では、試験の近いKちゃんの為に、少年六級の科目を皆で復習し、その間S君・H君は、突き蹴りや内受・下受の練習を。鎮魂行後の自由演習でも、引き続き少年六級の内容で「横転より起き上がり」をやりましたが、「武道体験会」で横転まではやっていたS君H君は、初めてやった起き上がりも、繰り返しやっていく中でマスターしていきます。意識の高い後輩の誕生をきっかけにして、先輩白黄帯組も奮起してくれると有り難いところです。

自由練習では小刻みにやる事を変え、私が泉田町の子供会さんから個人的に指導を依頼された、11月3日に開催される刈谷市の子供会の相撲大会に向けての練習をイメージして、腰を割った状態でのすり足や、「下手捻り」を活用した投げ技を10分程。その後最後の締めとして、「転身蹴」と「小手抜」を復習して、お茶の時間に入りました。当初イメージしていた内容とは、精度も含めてかなり隔たりがあり、茶帯のMちゃん・I君やW先生にとっては退屈な内容になってしまったかも知れませんが、3人とも後輩との向き合い方も上手でしたし、その後の作務の時間も含めて、皆で協力して良い修行の空間を創るという雰囲気にはなっていた気がします。

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