10月13日(土)の修練。

本日は、専有道場でのスタート。修学旅行や部活動、定期テストで欠席者は多かったものの、10月の道院修練なので達磨祭も挙行しました。

今日は人数が少ない事と、10月入門のS君・H君の初の道院修練である事・また今月は最終土曜日の27日も専有道場でスタートする事もあって、より人数が多い27日に達磨祭を延期しようかとも思いましたが、27日では全国大会に出場されるHさんと同行されるW先生が列席出来ないので、より僧籍取得者が多く列席出来る今日の挙行としました。人数は少なかったですが、初の専有道場となるS君にも理解して貰いたいと、「達磨が何をした人か」、「開祖がどんな人間を育てたくて、達磨を本尊としたか」等を、導師法話に交えて伝えました。

場を変えて易筋行を。専有道場には参座出来なかったI君・H君・Kちゃん・R君も、しっかり身体を動かしてくれます。今日は、先週体調不良で手続きについて御説明出来なかったS君のお母さんに、16時に来て頂く事になっていましたので、10分ほどの基本演練で、逆突の動きを反復した後、私が白帯3人と順突・逆突の習熟を。W先生に大会に出場する小学生3人に付いて頂き、単演の構成を考えるのが得意なHさんに、Kさんとの組演武で大会に出場する予定だったものの、Kさんの仕事の都合で練習する時間が取れず、単演での出場に切り替えるNさんと、大会用の構成を考える時間として貰いました。私の方は今イチな進み具合だった様に思いましたが、他の2つのグループは気合のノリと言い、動きの良さと言い、なかなかの充実ぶりを見せてくれていました。

16時過ぎにS君のお母さんが到着されたので、引き続きW先生に大会出場組を、NさんとHさんに「単演の練習をしつつ」白帯3人に順突・逆突の習熟と、それを応用しての「天地拳第一系単演」の1、2の指導を御願いして、私は説明に入りました。既に先週入門手続きに関する用紙をお渡しし、今日までの時点でマイページの取得までは済ませて頂いていましたので、少林寺拳法の法人の区別等の組織面の説明や、地域に貢献する事を目的とした道院の在り方等を御伝えしました。先週行えなかった事で「二度手間」にはなりましたが、それぞれのお母さんが自分の子供にどう変化して欲しいと思っているかを、ゆっくり伺う事も出来ましたし、それぞれが昨今の世間の教育や子育ての在り方や、この2ヶ月程で少林寺拳法にどんな印象をもたれたか等を伺う事も出来ました。なかなか時間のやりくりは難しいですが、入門の際の説明は各家庭単位で行った方が良いのかもとも思います。

説明を終えて、少しの間お母さんにも修練の模様を見学して頂きましたが、ちょっとやんちゃで「内弁慶」な面もあるS君の姿を、その事を理解した上で、「周りを気にせず、しっかり自分を鍛えて欲しい」と期待されてるお母さんが、微笑ましそうに観られていました。またそれぞれのグループをお任せしたW先生・Nさん・Hさんが、実に上手に皆を盛り上げてくれていまして、それぞれの練習には成らなかったかも知れませんが、たまには皆さんに預けた方が、小学生達のノリも良くなりそうだなと、改めて有段者が多数居てくれる事の有難さを実感します。

易筋行の締めの全力の気合を出しての蹴上を観て、その迫力にビックリされてたS君のお母さんにも、「お茶の時間」に混ざって頂き、皆で談笑しながらお菓子を堪能。その後、作務を終えて着替えているHさんの着ていた、愛知県少林寺拳法連盟アトラクションチームのTシャツを観られたS君のお母さんがその事を質問され、「息子をしっかり鍛えて下さい」と笑顔で仰っていたのを観て、「良い雰囲気だなぁ」と嬉しく思いながら、帰路に着きました。

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