10月27日(土)の修練。

本日は専有道場での修練。風は冷たいものの、暖かな陽気の中で鍛錬に励みます。

今日は午前中に、私が歯の治療と会社の健康診断に出向き、想定外の時間超過を犯してしまい、保護者の皆さんに30分遅くしての参集を御願いしたりしました。結果的に定刻には間に合えたのですが、それぞれの保護者の方が、こんな時にどんなリアクションをするのか、それなりに違いがあって面白いものです。

集まった順に作務・鎮魂行を終え、今日は珍しく法話の時間を取りました。実は来月11日(日)の西三河大会を契機に、休眠に入る姉・弟がいるのですが、これに私の姉の飼っている犬が、夏までは元気だったのに、現在いつ逝ってもおかしくない状況になっている事。先々回の道院修練時に、網戸に掴まったまま絶命していた蝉が、先回はベランダに落ちていて、今回の作務の時に葬った事。昨年夏に治療した私の左下奥歯が、菌の浸食が進み、神経を取らなければいけない状態の可能性がある事。小3黄帯のK君の鎮魂行時の読本の持ち方が、入門1年を経過して、随分と様になって来ている事を絡めて、「一期一会」や「諸行無常」をテーマに話しました。聞いた人間が、何を心に留め、どう行動に反映させるかは人それぞれですが、大事だと思う事は伝えておく努力をするべきでしょう。

学科・法話の時間では、連盟の会報と「あ・うん」を使用しました。会報の秋号には群馬県で開催中の全国大会の記事も載っていますが、ちょうどW先生とHさんが全国大会に参加中です。また群馬県には、私の道院長研修会同期の方もいらっしゃり、その頑張りにいつも刺激を頂いていますので、そんな事も話し、頑張っている人達から、少しでも良いものを受け取る意識を持って修行に励む事を伝えました。

場を変えて易筋行を。基本演練で、逆突の膝の絞りと、下半身と上半身の連動を意識した後、西三河大会の演武練習に励みます。

今回は組演武の相手が居ない組ばかりでしたので、それぞれが自分の動きを確認した後に、私が回って相手をする様にしましたが、木曜日と違って今回は上手く回せませんでした。その結果、遊んで走り回る人間も出て来て、いつもは「まあ、そんな時間もあって良いか」と流す事も多いですが、「一期一会」・「諸行無常」を話した後である今回は、小6茶帯のI君と小3黄帯のR君を呼び付け、キツ~いげんこつを落としました。

本当にげんこつされなきゃいけないのは、伝えるべき事を伝えられない、自発的なやる気を引き出せない指導力の低い私自身なので、げんこつした右手以上にかなり心も痛みましたが、今、仲間と一緒に少林寺拳法に取り組める事を当たり前と思わずに、自分でやる気に成る・自分で自分を高めると言う意識を持ちつつ、そんな人達が仲間と協力して頑張る「自己確立」・「自他共楽」の空間を、少しでも目指していきたいものです。

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