11月3日(土)の修練。

本日も泉田市民館での修練。ここ数日の厳しい寒さとは打って変わった様な陽気の中、鍛錬に励みます。

今日は作務の時間に、お父さんに連れられた小1男子の見学者が1人。先月の近所の神社の祭礼で御会いした厄年の42の方が、息子さんを連れて来て下さいました。今日は泉田子供会さんで募集している体験会の日でもあるので、暫く見学して頂いて、やる気に成ったら一緒にどうぞという感じで、振子突やキックミットを使用しての当身等、見た感じで解り易そうなものを選択して反復。プラス全国大会から戻って来られたW先生・Hさんと、体験入門中のK君を始め、小学生達が上手く交われる様な内容を意識して修練を進めました。

西三河大会を来週に控えているのもあり、ガンガン気合を出す様に持っていきましたが、結果的に見学している小1男子が気後れしてしまった様で、何度かお父さんから「やってみたら。せっかく来たんだから」と声を掛けられても、最後まで一緒にやろうとはしませんでした。お父さんと初めて言葉を交わした時に、「ちょっと精神面を鍛えたくて」と仰っていたのを思い出しましたが、あらゆる面で「弱い」・「自信が無い」人に、強くなり自信を付けて貰うのが少林寺拳法の役目だとは思いますが、その第一歩を誘う為に、気合いに満ち溢れた空間の方がやる気に成るのか、楽しそうで交わりやすい雰囲気の方が始めやすいのか。両方を兼ね備えた空間であれば良いのでしょうが、なかなかに難しいものです。鎮魂行後に帰られる2人に、お菓子をプレゼントして、「またいつでも来て下さい」と御伝えしましたが、果たしてどうなるでしょうか。

自由練習では、身体の動きを機敏にさせる事と、引き続き一般と小中学生の交わりを意識して、最近新入門者と体験入門者3人に頻繁にやらせている間合いを離した空乱を。まだ受けの練習をしっかりやれてませんので、乱捕り自体は当分先に成るでしょうが、この半年で入門してくれたメンバーは「強くなりたい」という意識が強い様で、自分一人で突き蹴りを繰り返す「シャドーボクシング」を前に相手を立たせて行うと、大喜びでこなします。それを全員で行いましたが、演武練習に飽きて来つつある中という事もあって、皆笑顔で取り組みます。更にスピードを40%という条件付きで、「当たる間合い」での空乱を。これが技術レベルのアップにどの程度意味があるかはともかく、どの練習をやるにも必要な「自分自身で沸かした意欲」というものを触発するには、良い効果がありそうです。

自由練習後半は、演武練習で締めを。今日は、組演武で出場する4人が全員相手のいない状況。W先生に新入門・体験入門の3人を観て頂き、HさんにNさん・I君の単演出場者の相手を。組演武出場者各自が一人で動きを確認した後に、私が全員の相手をする事にしました。私自身も良い汗をかけましたし、皆のテンションも良い感じで揚がっていました。これが1週間後の大会本番にどう活かされるか。私自身楽しみになる、内容の良い今日の修練でした。

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