11月10日(土)の修練。

本日も泉田市民館での修練。冷たく強い風が吹きつつも、暑いくらいの暖かな陽射しの中、鍛錬に励みます。

今日も、いよいよ明日に迫った西三河大会に向けての練習を中心に。と言って、例によって欠席者が多く、演武を組める組があまりありません。大会出場者にも、新入門者にも体験入門者にも、有意義な練習とは。やはり基本の習熟となるでしょう。今日は、開足中段構からの内受と上受を繰り返し、そこから突き蹴りの連の動きを。体験者や新入門者より、やはり帯に色の付いている先輩のレベルは高く、「頑張って積み上げて来てくれているんだなあ」と嬉しい想いが強くなります。また新入門者でも、意欲の高い人間は気が付くと出来る事がどんどん増えていきます。先輩・後輩がお互い刺激し合って、良い成長をして欲しいものです。

法形演練では、演武練習を中心に。演武練習になると、大会に出場しない新入門と体験のS君・H君・K君は、若干「やる事が無い」状態になりがちです。なので先輩達より一足早く、来年1月末の「泉田町芸能音楽発表会」の団体演練練習を。一昨日木曜日に初めてやったのですが、「発表はしないよね?」と聞かれて、「しない、しない!」と言いつつ、いきなり発表をして貰ったのですが、以外に3人共しっかり取り組んでくれます。習熟度で見れば大した事はなくても、精一杯やっている後輩の姿を見て、「自分もやるぞ!」と思う人もいれば、そうでない人もいます。少林寺拳法をやっているなら、どんな関りからでも、自分を燃やせるきっかけを見付けられる人間になって欲しいものです。

自由練習スタートでは、大会本番を意識して、名前の呼び出しや入り方や移動のタイミングも意識しながらの発表を。私も相手のいない3人に合う動きをそれぞれ覚えて、それぞれの相手をします。が、小中学生の相手を3回やっただけで、汗だくになりゼ~ゼ~息が切れてしまいます(泣)。「人前で発表する」となっただけで、緊張感で動きも気合も縮こまってしまう人もいます。そこを突き破る意識を持って、且つ身体を動かす事が出来れば、「発表」をする意味も大きく成るでしょう。

発表後は、最後の締めの練習に入り、ラストの発表に向けての総仕上げを。相手のいない白黄帯組には、W先生とHさんに相手をして頂きました。全国大会に出場するレベルの方に相手をして貰える小学生も、なかなかいません。この貴重な機会を、是非今後に活かして頂きたいものです。最後の発表も、W先生・Hさんに小学生達の相手をして頂き、なかなか良い雰囲気の盛り上がりを見せ、「お茶の時間」に移れました。

作務も順調に早めに終わったので、早く帰って、明日の大会会場での前日準備に向かおうかと考えていましたが、大抵そんな時はW先生とHさんが、動きの確認で盛り上がります。来年3月での正拳士四段受験も視野に入れている事もあり、熱が入っていましたが、そんな時玄関先には明日の大会を契機に休眠に入るMちゃんK君姉弟のお父さんの姿が。近所で行っていたウェート・トレーニングを中断して、わざわざ挨拶に来て下さいました。力に成れなかった自分の指導力の無さを詫びながらも、そんな相手とも良い関係を築いていける在り方をしたいものだと、改めて思いました。中に戻っても、W先生・Hさんの「自主練」が続いていましたので、私も少し交ぜて頂き、技術を楽しみます。時間も迫っていましたので、切り上げていったん帰宅しようかとしましたら、市民館の鍵を紛失してしまうオマケ付き。結果としては、私のズボンのポケットに入れっ放しにしていただけでしたが、そこそこ肝を冷やしながら、泉田市民館を後にしました。

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