11月24日(土)の修練。

本日も泉田市民館での修練。日々寒くなって行く気候の中、実に有り難い暖かな陽射しに恵まれて鍛錬に励みます。

今日は、先週行う予定だった12月入門予定のK君のお母さんに、16時から手続きや法人についての説明を行う&延び延びになっていた泉田会館の清掃を、16時から行う予定でして。その上で白帯組に天地拳第一系単演、色帯組に天地拳第二系単演を覚えて貰おうと考えていましたので、基本演練で打払受とキックミットを使用しての振突を練習しようとイメージしていました。が、ウォーミングアップをしている最中に、男の子を連れたお父さんが見学にいらっしゃいまして。見学者名簿に名前を記入して頂いて、少し言葉を交わしたところ、もう少し見学してから、出来る様なら一緒にやりたいとの事で。またNさんが、R君が刈谷球場での中日ドラゴンズ・ジュニアチームとの試合に、刈谷選抜で参加していて、14時45分頃に帰られるとの事でしたので、内容を若干変えて、打払受は何とかこなしつつも、キックミットはシンプルに逆突・逆蹴に変更。見学中の親子さんにも、参加して頂きました。

小1にしては大柄な男の子も、初めてやる事ながら、言われた事を少しでも理解して、何とかやろうとしてくれます。また見学者名簿には合気道の経験が有ると書かれていたお父さんも、軸はしっかりしている上に、脚や上半身の使い方も随分上手です。聞けば、ボクシングの経験もあるとか。久しぶりにやったであろう状況ながら、「ここまで出来るとは大したものだ」と驚きます。Nさんの帰られる時間に合わせて、基本演練を切り上げ、学科・法話の時間に。見学・体験して下さった親子さんも、この時点で帰られるとの事でしたが、「学科なんてあるんですか?」との質問が。少林寺拳法の修練の在り方等も絡めて、少し御説明し、息子さんのミット打ちに取り組む様子を見て感じた事で、少し言葉を交わしました。息子さんの成長に関して、大きな課題を感じられているお父さんとの話に、随分のめり込んでしまい、気付けば学科・法話の時間分、丸々話し込んでしまいましたが、その間小1男子は刈谷北道院の小学生達と一緒に、ホワイトボードに落書きを。その姿を見てお父さんも、「ここの子達も、親切に相手をしてくれて」と喜んでらっしゃいました。参座出来るのは、お父さんの時間的余裕の有る土曜日だけになりそうで、「正式な入門手続き等はしなくても良いですから、来られる時はいつでも来て下さい」と御伝えしましたが、はてさて。

時間も随分押しましたが、一応読本を携えて学科・法話の時間へ。が、何故か読本を開こうと思わず、「センス」と「ストレス」をテーマに話し始めました。行き当たりばったりで話し始めてしまったので、途中で自分でも「この話、どう落着させようか?」と思う程、取り留めの無い内容になってしまいましたが、何とか「自分で意識を高める」・「自分で自分に厳しくなる」・「仲間と助け合って、修行に励む」という方向に持っていけました。どんな内容で、どんな話し方をしようが、受け取る側の心構え次第でいくらでも変えられるもの。「良いものを受け取ろう」、「良い変化を自分にもたらそう」という意識=センスを持った人間なら、この程度の法話でも問題無いでしょう(笑)。

タイム・スケジュ-ルがグダグダになってしまいましたので、今日は丸々「行き当たりばったり」で行こうと覚悟を決め、鎮魂行と泉田会館の清掃をカットして、白帯組・色帯組・W先生とHさんで、それぞれの課題に取り組みます。16時になった時点で、体験入門中のK君のお父さん・お母さんが揃って来て下さいましたので、白帯組は茶帯のI君に任せて、手続きについての説明や、事前に提出して頂いたプリントについてのお話をしましたが、どの御家庭も多くの「課題」を持っていらっしゃいます。それにどの程度・どんな形で対応出来るのか。はっきりとしたヴィジョンは無いのですが、何れの保護者の方も、公式サイトで刈谷市の道院を御覧になった上で、「人数が少ないから来た」との要素もある様で。「在籍者数の多い道院」=「成熟している」事で、逆にハードルが高くなってしまう事もあるのかと、意外な側面にも気付かされます。「必要としてくれる人の少ない、未熟な道院運営ではいけない」と思いつつも、「自分に出来る社会貢献はこっちなのか」と、ある意味覚悟を決めなければいけないのかなと思わされた、今日の修練でした。

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