12月15日(土)の修練。

本日は、専有道場でのスタート。強く冷たい風の吹く中、鍛錬に励みます。

今日は、10月から12月の間に入門してくれた3名の入門式を行いました。今回も、個性派揃いの新入門者達。同期の仲間同士で支え合って、良い修行をして頂きたいものです。誓願文奉読では、3人を代表して小4男子のS君に担って頂きました。やや集中力が散漫&失敗や、競争して負ける事を恐れがちなS君。事前に文言を写した紙を渡して、「練習をして来てね」と御願いしていたのですが、元々、文章を音読する事が得意でもあるからなのか、今まで担当してくれた誰よりも、しっかりとした読み方をしてくれました。今日はお母さんも入門式に列席して、息子さんの「晴れ姿」を見ていて下さいましたが、その目にはどう映ったのか。本人にとっても御家族にとっても、意義の有る少林寺拳法との関わりにして頂ける様、しっかりとした支えをしていきたいと思います。

入門式後半には、列席者全員で自己紹介を。氏名・学年や職業・拳歴と共に、今回は「好きな音楽」を話して頂いたのですが、既に入門している人達も含めて、今まで知らなかった一面に触れる好機です。私自身は、皆の発表してくれたアーティスト名や曲名がほとんど判らなかったのですが、土曜日の修練のラストの「お茶の時間」同様に、家族的な関りを醸成出来る良い時間だなと、楽しんで聞く事が出来ました。

場を変えて、易筋行を。今日も、Iさん・S君親子が体験参加して下さいました。市民館のホールもなかなかの寒さでしたが、何故か暖房を点けようという発想が出ずに、ウォーミングアップで短時間で身体を温める事をやろうと思い立ち、ダッシュや手足に動きを付けての歩きを反復。その内の一つが膝上げの要素が強かった様で、説明でそれぞれを数回行っただけの私でも、蹴上が高く蹴られる様になっていました。ウォーミングアップ一つでも、もっと工夫して、もっと大事にするべきだなと実感出来ました。

法形演練ではグループを4つ程に分けて、私がそれぞれをぐるぐる回るパターンで行いましたが、連携してやれる組やそれが出来ない組や色々です。指示を出されないと動けない人間を育てる「人造り」の行ではありませんので、日々の修練でもそれを訓練する時間が必要でしょう。丁寧に説明し、指示をする時もあれば、自分で考えて自分で動く時もあり。適切なタイミングで、適切な力の伝え方をするのは、武技・武術の訓練と全く同じでしょう。技術だけに偏らず、且つ技術も疎かにしない。適切な金剛禅の修行を、少しでも目指していきたいと思います。

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