2月23日(土)の修練。

本日は、専有道場からのスタート。冷たい風が強く吹きながらも、春の陽気も感じさせる空気の中、徐々に人が集まります。

今日も作務から入りましたが、作務に対してもどんな取り組みをするか、それぞれの特徴があります。まず動こうとする人や、まず動かず手を付けずに、人に先にやらせようとする人。その後の鎮魂行への取り組み方・集中の仕方でも同様ですが、せっかく少林寺拳法の修行に励む機会を得ているのですから、少しでも良い行動を表に顕せられる様になって欲しいもの。伝える側の「エゴ」だけに成らない様に気を付けつつ、やはり伝えるべき事は言葉も使い伝えようと、鎮魂行の後に今日は少し法話の時間を取りました。その聞き方を観ても、「このメンバーには、可能性があるな」と感じます。

その後に、机を用意して連盟の会報を使用しての学科・法話を。3冊の冊子を皆で肩を寄せ合って読みますが、それぞれが持って読むより、こちらの方が集中しているかなとも感じます。北海道の女性拳士の記事のページや、先日中日新聞の夕刊に載った本山の記事のコピーを見せ、「人との出会いや、人の頑張りをきっかけにして、自分をより良く変える」事を話しましたが、それぞれが何を受け取り、どう行動に顕すか。時間を掛けて見守っていきたいものです。

場を変えて、易筋行を。こちらもまだまだ空気が冷たく、早々に暖房をスイッチオン!快適さを維持しながらの修練ですから、少しでも良い取り組みをしたいものです。

今日も小3女子のMちゃんが、体験に来てくれました。明るく元気で人見知りもしませんが、2回目にして早くも慣れたのか、横着さも発揮しています(笑)。「まあ、体験中はこれくらいで、後は締めるぞ~!」とほくそ笑みつつ、参座する事を楽しみにして貰える様な場でなければと、己れを戒めつつです。30分程逆突・逆蹴の反復と、キックミットを使用しての当身を行い、グループ分けしての法形演練を。2週間後に准拳士初段受験を控えたMちゃんと、3週間後に正拳士四段受験を控えたW先生とHさんは、それぞれの習熟に励みます。また3月末に地区昇級試験で少年六級を初受験するI君と、少年七級を受けるK君は、色帯組でボディプロテクターを着けての、試験科目の復習を。I君はここ暫く体調不良が続き、久々の参座。また土曜日しか参座出来なかったK君も同様ですが、二人共「2月末までの提出」としていた学科宿題を、今日無事に提出しました。正直二人の普段の集中の度合いから、2月中には間に合わないだろうと予想していたのですが、こちらの予測を超えた行動をしてくれる者もいます。「この程度で良いだろう」と思い過ぎずに、相手の可能性を引き出す刺激を与えたいところです。

体験のMちゃんは、白帯組と一緒の練習。白帯組は精神面でやや弱いところもあるのですが、「後輩」の前で「先輩らしさ」を見せたいとの意識は有り有りです。その刺激を自分を良く変化させるきっかけにしてくれればと思います。易筋行の締めに小学生はグループを混ぜての法形演練とキックミットを使用しての当身を。体験中のMちゃんが、小5女子のKちゃんと組みたがったので、一緒にやらせました。このKちゃん、最も意欲や集中度が低いのですが、やはり新たに出現した女の子の存在は刺激に成る様で、「もっとしっかり蹴る!」と声を掛けると、久々に全力で蹴っていました。

何に対してどんな取り組みをするかは、全ては自分で決める事。皆が良い変化をし、よい行動を出来る空間であらねばと思います。

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