6月8日(土)の修練。

本日も泉田市民館での修練。日差しは強いものの、昨夜の雨の影響か、強く涼しい風も吹く中で、鍛錬に励みます。

今日の修練も、午前中から休みや体調不良の連絡を頂いた上での組み立てです。先月まで体験参加してくれていたMちゃん姉妹のお母さんに、入門手続きについての説明をする&首に痛みがある為に、1週間ほど休むという連絡を頂いた小3男子のH君に、痛み軽減の為の手当てをする事も視野に入れてでしたが、一般が私のみの状態で、なかなか適切なプロデュースが出来ません。

午前中に、先月末から体験に来てくれているY君のお父さんから、入門希望の旨を御伝え頂きましたが、本人や保護者の方に慣れて頂く意味でも、来月の手続きとして頂く事にしました。今日も元気に参座してくれたY君。若干、過去2回より「気の張り」が緩い気がしましたが、後輩の面倒を見ることに慣れていない先輩達の、貴重な「勉強」の時間ですので、コミュニケーションも取れつつ、技術レベルの上がる内容を目指します。途中、休憩時間に「ペン回し」に関するやり取りをきっかけに泣き始めたY君。今日の修練では、度々大泣きしました。一昨日辺りに体調不良だったそうで、今日はそんなテンションの日だったのでしょう。逆に、兄弟のいない小5男子のS君等に、「どうやって、年下の後輩の面倒を見るんだ?」と、テーマを提示し、しっかり頭を悩ませてもらいました。普段、年下の従妹の面倒を見る機会の多いKちゃん・R君姉弟の接し方の上手さから、小5男子のI君やS君が刺激を受けていてくれれば、有難いところです。

今日はMちゃん姉妹のお姉ちゃんが参座してくれる予定でしたが、お父さんのTさんも体験に参加してくれました。Tさんには、「入門していない保護者の方でも、気軽に身体を動かしに来られる場でありたいんです」と常々お伝えしていますので、今後も是非活用して頂きたいものです。

15時過ぎに、首を痛めたH君がお父さんに連れられて到着。鎮魂行を終えるまで待って頂き、10分ほどの手当てを。完全には痛みは取り切れませんでしたが、多少は助けにはなったでしょうか。連れて来られたお父さんから「昔、仕事でやられてたんですって?」と聞かれ、少林寺拳法を本格的にやる為に、今の会社に転職した事を伝えたりと、なかなか普段取れないコミュニケーションも取れました。少林寺拳法の技術や知識の「喜ばれる使い方」を標榜する身として、「もしお父さんが何処か痛めた時は、遠慮無く言って下さい」と御伝えしました。

その手当ての最中の「鬼ごっこ」でも、「3回は、泣いてたよ」という状態だったY君。その後の「自由練習」での移動稽古や、順蹴・逆蹴の反復でも、度々大泣きです。「泣いてでも良いから、動けよ~」とやらせる時もあれば、「よし、隅っこで休憩してようか」とホールの隅に連れて行く時も。そんな時は、わざわざ部屋の中心に近付いて来て、泣き続けたりと「判り易いやっちゃのう~(笑)」という可愛らしさも覗かせます。またどんなに泣いても相手にされないと思うと、いつの間にか泣き止んで、「何をやるの?」と平然と修練に入ろうとする「大物ぶり」も見せてくれます。

Mちゃん姉妹のお母さんの到着が若干遅れ、易筋行が終わるまで待って頂き、「お茶の時間」に説明する事に変更。Tさんの、久々の体験参加がどんな感じだったのか、なかなか図りにくい面も多かったですが、抜けも多いながら手続きへの説明も時間通りに切り上げ、作務も終えて帰る間際に、先日Tさんの土曜日出勤の日に行った「逆小手もどき」の事を話題にしたら、普段リアクションの薄いMちゃんが、「あれ、面白かった~!」とテンションを挙げていたので、Tさんが体験参加して下さった時の内容に、ヒントを見つける事が出来ました。

今日の修練自体は、総じて「指導力不足」や回しの下手さ加減がどうにもならない状態でしたが、何とか「次はこうしよう!」と、希望を抱いて帰路に着く事が出来ました。

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