11月16日(土)の修練。

本日は、専有道場からのスタート。朝晩の冷え込みの厳しさに戸惑いながらも、昼間の温かさに助けられながら、鍛錬に励みます。

演武祭も無事に終わり、ホッとしているこの時期。用事の方も多く、道院修練への集まりも少なめです。ただ月1回はやっておきたい行いですので、保護者の方の協力の元、続けていきたいものです。今日は、今年度1度も行っていない、泉田会館の清掃もやっておきたいので、専有道場の作務の時間を短めにして、鎮魂行と「あ・うん」を活用しての「学科・法話の時間」を前倒しします。鎮魂行の後に、瞑目の時間の心構えと呼吸についての法話を行ったので、時間もかなり押してしまいましたが、開祖語録のページを皆で回し読みし、思うだけでなく、行動する事の大切さを説きます。それで、どれだけの積極性を引き出せるか。気長に待ちたいものです。

場を変えて、易筋行を。夜勤明けのW先生とHさんも、泉田市民館から参座です。また、この数回の土曜日は、駐車場まで来ただけで帰っていた小4緑帯のK君も、市民館に入り、Hさんに声を掛けられながら、ホールに入って来ました。徐々にながらでも、自分をより良く変える為の行動の幅を、拡げていって貰いたいものです。

今日は、体捌きを意識した動きを多めにやりたかったのですが、水準に違いがあり、あまり多くの事は出来ません。まずは、上受の際の反身・振身を意識しながら。一人で動きを高めてから、相対でも行います。自分自身の動きを高めるだけでも、容易ではありませんが、相対になると恐怖心を抱いたり、肩に力が入ったりと、また別の注意点が出て来ます。それでも、繰り返し行う事で、「自己点検」の感覚が少しでも高まっていけば、技術の進歩を楽しむ事も出来るでしょう。その域に少しでも近付ける様に、あれこれ工夫したいものです。

易筋行の後半は、緑帯と白・黄帯に分かれ、科目の習熟に努めます。一般の方は、Hさんがやや体調が優れなかった事もあり、特に役割を割り振りませんでしたが、それぞれに思い付いた事で、サポートに励んで下さいました。私は、まだややオドオドしていたK君が、上手く馴染めるか緑帯を見ていましたが、細かくやる事と時間を区切り、集めては分かれて練習し、相手を代えてこのパターンを繰り返していたので、最終的には特に問題も無く終われた様に思います。

やや短めになってしまった泉田会館の清掃も、私自身はあまり細かく指示をせず、それぞれの「やり取り」による進み方に、ある程度任せました。小学生達も、割りと率先して動いてくれていたので、自主性・主体性の醸成に繋がる「ヒント」の様なものが、やや見えつつあるな手応えを感じつつ、演武祭に観覧して下さった際に、お土産のお菓子を持参して下さった方の事を話し、感謝の想いを持つ事と、「報恩の誠を尽くす」事について説き、「お茶の時間」と致しました。

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