12月7日(土)の修練。

本日も泉田市民館での修練。「身を切る様な寒さ」が到来する中、鍛錬に励みます。

本日は、夜に名古屋で愛知県連盟の所属長懇親会があり、私もそちらに出席する為、15時半で修練を切り上げる予定。そんな日ですが、今日は一般の見学&体験のOさんがいらっしゃいました。

このOさん。初めて見学の連絡を下さったのが、10月半ば。公式サイトを御覧になって、メールで打診して下さったんですが、「経験者である」・「大府市在住である」という事は伺えたものの、年齢や拳歴等は一切判らず、また見学希望の日が11月23日と、連絡してから1ヶ月後という不思議さ。その日が全国大会だった事もあり、先週に代えたのですが、急遽仕事が入り延期となり、「色々忙しそうな人なのかな」との印象を抱いていました。先週来られなくなった時点で、12月の土曜日の修練予定を御伝えしたのですが、昨日「明日、見学したい」というメールを頂きまして。「見学だけでも、一緒に身体を動かして頂いても良いですよ」と御伝えして、「どんな不思議な人が来るのだろう」と楽しみにしていると、防災に関する会議で、泉田地区役員さんや刈谷市職員さん・NPO法人の関係者さんが市民館に出入りする中、にこやかな笑顔の若い男性が現れました。

軽くお話を伺うと、大学拳法部出身であり、更にスタートは大府市のスポーツ少年団支部であったとの事。そちらの所属長の先生とは、数年前に犬山市で所属長懇親会が開催された時に、帰りの電車を待つ駅で、20分ほど話し込んだ事がありました。それらの事を会話しながら作務を終え、修練を開始します。

年明け1月26日の「泉田町芸能音楽発表会」での演武披露の練習も必要な中、5年ぶりに道衣に袖を通したというOさんにも、同じメニューに混ざって頂きます。基本演練にしても、法形演練にしても、大半の練習相手が小学生という環境で、どの様な反応を見せるか、チラチラ見ながらの修練となりましたが、スポーツ少年団にも在籍されていたからか、完全なる財団支部経験者ではあるものの、刈谷北道院の雰囲気にも違和感無く溶け込めていた様な気もしますし、小学生を相手にしても嫌がらず、加減をして攻撃したり、コミュニケーションを取る事も出来ていました。

「学科・法話」の時間や「鎮魂行」の時間の振舞いでも、理知的な面も見せますし、法形演練では、緑帯は初めて行う「龍王拳第一系相対」をW先生と行い、一組だけ「逆小手」に移行しましたが、5年ぶりの「逆小手」もそつなくこなしていました。久々の少林寺拳法にも、全く問題無く対応し、私もペースを考慮する事を忘れて、若干腰に疲労を感じてらっしゃった様ですが、総じて楽しそうに取り組んで頂けていた気がします。

思えば、今年1月の「1年の目標」に「一般門信徒を、1名は増やす」というものを掲げていましたが、全くの手つかず状態。是非このOさんの様な人に、刈谷北道院の「家族」になって貰いたいと思いつつも、実際にOさんが復帰するとしたら、忙しい社会人が順調に修行を継続する為には、土曜日の昼間に修練の有る刈谷北道院より、土日の夜に修練を行う道院を紹介してあげるべきだなとも思います。まずはOさんが今回の体験で、どれだけ修行を再開したいと思ったかにもよりますが、是非刈谷北道院も含めた、何処かの道院に転籍・復帰して頂きたいものです。

Oさんを始め全員を見送った後、懇親会に出向く電車までの時間を、W先生との乱捕りの時間に。拳サポ・スネ当てのみを着け、5~6割の強さで戦術組成に重きを置いて行いました。が、ついつい徐々に白熱してしまい、気付いた頃には、予定を10分程オーバー。私も目元に突きが入り、若干涙目・電車も予定より1本遅れてしまいましたが、充実した身体の火照りを感じながら、何とか所属長懇親会の会場まで辿り着く事が出来ました。

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