12月14日(土)の修練。

本日は、専有道場でのスタート。今年は暖冬なのでしょうか、遂に訪れた「刺す様な寒気」を感じながら、鍛錬に励みます。

今日はW先生が夜勤明けの為に、欠席。またNさんも体調不良で欠席されたのですが、その連絡が専有道場に人が集まり始めてからだったので、若干、移動の足に不安が出ました。後半参座してくれたI君のお父さんに、14時半頃に再度来て頂けるようにお願いしようかとも思いましたが、ギリギリ1台に乗れる人数でもあったので、「皆で協力して、片付けや荷物運びをやるぞ!その時は、それぞれが勝手に動くんじゃなく、ちゃんと言葉でコミュニケーションを取る様に」と伝えて、「あ・うん」を使用した「学科・法話の時間」に入ります。

今日は、「あ・うん」の「元気の素」のページを回し読みします。このページの道院長を務めていらっしゃる方が、刈谷市に本社のある企業の部活動で少林寺拳法の修行をスタートされたそうで、Y君のお父さんが同じ企業に勤めている事もあり、参座してくれた面々の日常に照らし合わせて、ページの内容を読み込みます。「生涯修行」としての価値を、今の面々に即・伝わっていなくても、何処かで思い出してくれると良いなと思います。

場を変えて、易筋行を。今日は一般が私一人という事もあり、土曜日としては参座は寂しいですが、逆にそれぞれのメンバーに合わせた内容を、組み合わせる訓練になります。

2週間前の武専で、少年部指導委員の先生の授業の時間もあり、多くのヒントを頂けましたので、そこに色々なエキスを交えて、「楽しく身体を動かす」という内容を考案します。「修行」自体は、決して楽しいだけのものではなく、また他人から段取りされた「楽しさ」を受け取るだけでは、困難を乗り越える「強さ」も身に付かないでしょうが、少なくとも「身体を動かす」という事に対する意欲だけは引き出しておかないと、その後の「高い内容・水準での易筋行」には辿り着けないでしょう。今日は、割りと良い手応えが得られました。

土曜日もお母さんの仕事があり、参座が遅めのMちゃん姉妹。妹のMちゃんが、今日は部活動で休むと聞いていたのですが、割りと早い時間に二人揃って参座してくれましたので、二人がいる時にやりたかった、「上中二連突」に対する「上受・連受」の練習を。最初は一人で移動稽古的に繰り返し行い、間合いを離して相対で行います。動きが理解出来ず、追い付かないY君も、涙目になりながら何とかやり切ります。

その後は、色帯組と白帯組に分け、年明け1月26日の「泉田町芸能音楽発表会」の団体演武の練習を。白帯組は、演武祭の時と内容はほぼ同じですが、今度は号令は掛けずに、呼吸を合わせるバージョンで。「天地拳第一系」も「龍王拳第一系」も、左右逆を覚えます。また六級のS君と八級のH君には、「先輩として、言葉でコミュニケーションを取って、しっかり引っ張って行く様に」と伝えます。

また色帯組3人も、一般3人との6人での演武構成にチャレンジします。それも演武祭の時とは違う、これまでやっていない「龍王拳第一系・相対」、「義和拳第一系・相対」、「紅卍拳第一系・単演」も覚えなければいけません。少ない練習回数で、どこまで完成度を挙げられるか判りませんが、3人は意外に気後れせずに、新しい事に取り組みます。「困難に、逃げずに立ち向かう」、「周囲とコミュニケーションを取って、協力して良い結果を目指す」。いずれも簡単ではありませんが、今回の発表に向けての取り組みが、その一助に成ってくれればと思います。

 

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