2月8日(土)の修練。

本日は、専有道場からのスタート。ようやく訪れた2月らしい空気の冷たさの中、鍛錬に励みます。

修練場所を変える今日は、送迎をされる保護者の方には負担が増える日。今日も大半の方が遅れての参座&欠席でしたが、その連絡をされない方もいます。「遅れての参座&早上がりもOK」として入門して頂いていますが、必要な連絡は徹底して頂くようにするかなと思いつつ、逆に段取り良く行動し、一人で大半の作務を行える時間を楽しみます。

鎮魂行を終え、あ・うんを使用しての「学科・法話」の時間に入る前に、小5緑帯のS君に「心構えを整えて、待ちの姿勢に成らない事」を説きます。対面にいるI君・H君に比べて「逃げ癖」の強いS君は、「やらされ」の修練に成りがちで、この話の最中にも「聞きたくない話」から目を逸らしますが、その都度「目線!」と言って、こちらを向かせます。その間も、I君・H君は腰を立ててその話を聞いてました。「この辺りが伝わればなぁ」と思いつつも、S君もその後の時間の集中力はそれなりに上がっていましたので、時間を掛けて伝えていきたいものです。

場を変えて、易筋行を。体験中のSさん、W先生・Hさんと共に、初段受験を控えたNちゃん、Kちゃん・R君姉弟、Y君と、続々と集まります。また先週見学に来てくれた、小2のS君・年長のSちゃん兄妹が、お母さんに連れられて体験に来てくれました。

場を温める為に、全員で準備運動や走るメニューをやり、その後W先生とNちゃんは後方で試験に向けた練習を進め、他のメンバーで体験者用の突き蹴り中心の練習を行います。やや気弱な感じのS君と、積極的な妹のSちゃん。二人共不慣れな動きにも、一生懸命取り組みます。また練習中はSちゃんの方がやんちゃな感じですが、休憩中にトイレに行きたい時などは、まずお兄ちゃんを頼り、お兄ちゃんがトイレを探してあげるという、微笑ましい兄弟の姿も見せてくれます。

今日は3月に試験を控えたメンバーのうち、I君・Mちゃん姉妹が部活動で休みだった為、法形演練では私が体験者中心・NさんHさんで、他のメンバーとI君の少年五級受験に向けた習熟を行います。それぞれに充実した内容でしたが、「これに一般初段と少年六級が加わったら、回らないなぁ」と工夫の必要性を感じます。それでも体験中のSさんの上達ぶりや、後輩が出来そうな流れに発奮するY君の姿に、それぞれの頑張りの成果が見られて、嬉しさを感じます。また、普段練習相手の名前を覚えられないY君も、S君・Sちゃんの名前は覚え、「赤ちゃんが好き」との事で、二人の弟である生後1年経たないH君の名前を自ら教えて貰い、抱かせて貰っていました。興味と関心の有る事への積極性が観えましたし、如何に「やりたい事」と「やるべき事」を近づけていくかの工夫の大切さも、感じました。

その流れもあり、ラストには若干の遊びとエクササイズを合わせた内容を。武専で学んだ内容にアレンジを加えて行ってみましたが、「やろうやろう」と思っていて、試験前だとその時間も取りにくいのですが、皆の反応もなかなか良く、ちょくちょく入れていきたいと思います。体験に来てくれたS君・Sちゃんも、ボチボチ楽しんでくれていた様ですし、「また来てね」と言うとS君も笑顔で構えを見せてくれましたので、また次回の参座を楽しみにしたいと思います。

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