1月6日(土)の修練。

本日は、専有道場からのスタート。1月とは思えない陽気の中で、2024年の幕開けです。

集まった人から作務を行い、その後は新春法会を挙行しました。新春法会では、生活面と少林寺拳法面のそれぞれで「1年の目標」を1人ずつ発表して貰いました。「自分で自分をやる気にさせる」修行をして行く中で、自ら思い立った目標を掲げて、そこに向けて努力していく姿勢は必要でしょう。今日それぞれに発表して貰った目標も、そこに向けての意識をしっかり持てている人とそうでない人とでは、発表している時の佇まいに違いが顕れます。その辺りは最低限の事としてクリアして行きたいものです。

場を変えて、易筋行を。2週間後に迫った地区昇級試験と「泉田町芸能音楽発表会」での演武披露に向けた習熟を中心に。11月の試験を体調不良で延期した小5五級のE君。その時は中1一級のH君に相手を御願いしていたのですが、小6五級のA君が「中学生に成っても少林寺拳法を続けたい」と口にしていたので、3月に少年四級を受験する方向で準備し、1月のE君の試験の相手をA君に御願いする事にしました。いざ2週間後に受験させて良いかの見極めを行うと、構えや布陣の間違えや理法に対する習熟度不足が散見されます。また相手を観ずに動く修正の強いE君も、なかなかその部分の強化が進んでいない状態です。「自分の為だけの修行」に成らない様に戒めつつ、進化を信じて支え続けるだけですね。

2人の「見極め」に思いの外時間を取られてしまいましたが、その間中1一級のH君に残る3人の「天地拳第一系・単演」のレベルアップをして貰う様に御願いしました。集中力や意欲の薄い3人を相手に、しかもコロナ禍の3年間を経て思春期を迎え、どんどん発する声が小さくなっていくH君もかなり苦戦していましたが、時折り「その声じゃ聞こえないぞ!」と指摘しながら、彼に任せます。その後、受身の指導もして貰い、終盤では小4六級のA君の組演武の相手もして貰いましたが、「後輩」の相手をする事を嫌がらない所がH君の良い所であり、頼りに成る面でもあります。そんな頼り甲斐のある「先輩」に成ってくれよと皆に伝え、締めの気合い出しをして新年の始動を締めくくりました。

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