本日も、泉田市民館での修練。増して来た暑さの中、鍛錬に励みます。
いつの間にか、6月も最終修練日となり、今年も半分が終わった事と成ります。この間、道衣運営として充分な結果を積み重ねて来られたかは、若干微妙な話。中2初段のH君が無事に昇段試験で合格出来た事はひとつの成果ですし、新入門者が意欲的に励んでくれているので、良い流れには成って来ていますが。
その流れを結果に繋げて行きたい残り半年ですが、7月に少年八級受験を予定していた小3白帯のRちゃんが、ここ数日体調不良で御休みです。昇級のペースを少し早めて、本人の意欲を高める方向も検討している状況で、今回はRちゃんの習熟度の面で延期した方が良いのか思案していたタイミングでしたが、逆にしっかりレベルを挙げてからの昇級にして行くべきだなと思いました。Rちゃんには体調を早く回復させてから、しっかり取り組んで貰うとしましょう。
今日はK君・Rちゃん兄妹が御休みの上、中2初段のH君が部活動、中1四級のA君も部活動で15時前の参座、副道院長のNさんも15時頃参座と、参座の総数もスタート時点の人数も、随分と寂しい感じ。逆にそんな時こそ、各自の課題に合わせた内容にしやすいと言う現実が、「痛し痒し」と言うところでしょうか。まずは開足中段構からの各種受けと突き蹴りの練習をした後に、レの字で運歩を入れての反復へ。新入門のSさんは、身体は充分動くものの力みが強く、また身体の使い方を意識するのが苦手なタイプ。とは言え、そもそもそんなものでしょうし、常に汗をかきながら励んでらっしゃる姿は、気を抜きがちな小中学生達には、大いに刺激に成るでしょう。
鎮魂行前に中1四級のA君が到着し、逆に副道院長のNさんが結局御休みと成り、今日の全員が揃いましたので、「天地拳第一系・単演」の反復を。特に、Sさん以外の3人は、現在の刈谷北道院で帯に色の付いた全員ですので、取り組み方や気合・返事に至るまで、時折り「それ、先輩として大丈夫なのか?」と意識付けします。これから来てくれるであろう「後輩」達にとって、必要とされる先輩としての意識を常に持っていて欲しいものです。
自由練習では、中1四級のA君の為に一般三級科目を全員で行いました。白帯のSさんでもやれる様に、六級科目と共通する部分の説明も挟みながら、「内受蹴」の裏・表を行い、キックミットを使用して「振突」を練習した後に、「内押受突」と「内押受蹴」も行いました。体捌きや突き方・蹴り方・受け方の習熟度は見合っていなくても、先の科目を体験してみる事で、今の武階で必要な動きや意識も理解しやすい面も有ると思います。A君の三級科目の練習の際は、組み合わせによっては小5五級のA君やSさんにも一緒にやって貰おうと思います。
顔触れとしては寂しい状態でも、内容は結構充実していたなと思える今日の修練。私自身ももう少し動ける様に体調・体力を整えていきたいものですが、何よりその日その日に参座してくれた人達にとって有益であり、且つレベルが挙がる様な修練を心掛けたいところです。