9月7日(土)の修練。

本日も、泉田市民館での修練。まだまだ残る夏の暑さの中、鍛錬に励みます。

今日は、中2初段のH君が体調不良、来月転籍復帰予定のSさんが仕事でお休み。その上、土曜日の修練メニューの構成の中心にしようとしている中1四級のA君が、木曜日に続いて「宿題が終わらないので、多分来られません」と伝えに来る始末。「何回同じ言い訳しとんだよ。真剣にやる気が有るなら、宿題ぐらい終わらせて来い!」と伝えて帰らせましたが、本人の自発的な真剣さを待つのもなかなか忍耐が要ります。

と言う事で、急遽メインターゲットを変えて小5五級のA君の習熟と、来月入門手続き予定の小1H君の動きのチェックに時間を割きます。小5五級のA君に号令役を任せ、振子の動きを反復しますが、基本H君は話を聞いていない&手本を見ていないので、かなり動きの勘違いが多いですね。盆踊り大会での演武披露への参加を優先させて、細かい事をあまり言わずに小学生同士に任せておきましたが、元気に身体を動かしているものの、あまり自分の状態をチェックしながら動くのは得意では無い様ですし、意外に左右の身体の使い方に明確な違いが有ったので、これを直すのには時間が掛かりそうだなと感じます。フザけずに練習するのも大変そうなH君ですが、まあ小学1年生なんてそんなものでしょう。小難しい理論をどれだけ体得出来るだろうねぇと、楽しみではあります。

基本演練の途中から、副道院長のNさんとA君で各種単演とその相対をやって貰い、H君には「天地拳第一系・単演」の初めの3つの動きを繰り返した後に、打棒とホールに有った紐を使って「ちょうちょ結び」の練習をしました。まずは紐に向かって結ぶやり方を見せて出来るまで繰り返し、棒を反対側に向ける事で道衣のズボンを履いて紐を結ぶパターンもやれました。H君は自分の指に紐を巻く事と、打棒の向きを変えた時に紐を巻く上下が変わる事が理解出来ていない様でしたが、「この練習方法は使えるねぇ」と手応えアリです。

15時前に小4七級のA君が到着したので、まず「天地拳第一系・単演」をやって貰いましたが、当たり前と言えば当たり前ですが、H君より2年長くやっているだけに上手にこなします。ただH君には意識出来ていない角度や身体の使い方が体現出来ていましたので、普段意欲や意識が感じられないA君でも、やはり成長しているんだなと嬉しく思います。また逆に課題と成る部分も解り易かったですので、ここは引き続き強化して行きたいところです。

鎮魂行後の自由練習でも、NさんとA君で少年四級受験に向けての習熟を行い、小4七級のA君とH君・16時前に参座したK君・Rちゃん兄妹で、少年八級と少年六級試験の内容を反復しました。普段、こちらも意欲・意識が高くない小5五級のA君ですが、今日はNさんとマンツーマン状態が長く割りと真面目にやっています。小1での入門時から身体の動きは悪くは無いA君ですので、真剣にやればもう少し向上出来るでしょう。終了前の「成果発表」でも「龍王拳第一系・相対」をなかなかのレベルでこなしていましたし、最近「あなたが技術的にも取り組み的にも、小学生のリーダーに成らないといかんよな」と頻繁に伝えていますので、そこら辺りも変わって来る事に期待です。

スイミング明けで身体も疲れているであろうK君・Rちゃんも、試験に向けて徐々にレベルを挙げて来ています。また普段から「先輩」としての在り方を説いていますので、おフザけが強く成るH君に時折りイラつく素振りも見せますが、H君に「こっちの手を開くんだよ」と教えたりしていましたので、「先輩らしさ」はどんどん向上しています。また、小4七級のA君は法形のポイントはK君・Rちゃんより覚えていないレベルですが、「入る方向が逆だよな」、「受ける手が違うよ」と間違いを指摘された後に、「もう1回」と相手に御願いしてやり直していました。今まで「やれ」と言われてやり直す事はあっても、自分でやろうとした姿は観た事がありませんでしたので、もしかしたら一つのきっかけが来ているのかも知れません

今日初めて長めに一緒に練習したH君も、繰り返し伝えると徐々に自分で意識出来る様になって来ました。集中力は無いですが意欲は有りますので、時間を掛けてでも成長してくれると嬉しいですね。地区の役員さんから、余った棒アイスの差し入れも頂きましたので、締めの気合い出しの後の作務を終え、配りました。小5五級のA君の妹のNちゃんもお母さんと一緒に送迎に来てくれましたので、Nちゃんにもお菓子やアイスを用意するとニコニコです。まだ入門手続き前のH君ですが、いつ「後輩」が誕生するかも判りませんので、自分のレベルをしっかり挙げると共に、「先輩」としての立ち居振舞いも伝えて行きたいと思います。

いいね!>> いいね! 10 人
読み込み中...